法学研究科
ポートアイランドキャンパス
国際関係法学専攻/修士
研究科長からのメッセージ

春日 勉
新たに法学研究科の一員になるみなさんへ
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
さて、今、わたしたちをめぐる社会は大きく変化し続けています。インターネット環境の整備により、情報はよりスピーディーに拡散共有され、SNSなどを通じてコミュニケーションが交わされています。また、AIが人に代わって多くの役割を果たそうとしています。さらに、世界レベルでは、持続可能な社会を目指して環境問題への対応やあらゆる分野で人権への配慮が求められています。しかし、こうしたスローガンとは裏腹に、世界各地で紛争が発生し、世界情勢は混迷を深めています。国内に目を向ければ、同性婚や選択的夫婦別姓導入の可否等、既存の概念では解決し難い問題が浮き彫りになっています。
そこでみなさんに問いたいと思います。法を専門的に学ぶ意義とは何ですか。法の専門性というと、基礎的な知識を前提に高度で応用的な法の解釈・適用ができること、物事を多角的に捉え、いかなる状況にも柔軟に対応しうる力を養うことだと捉えられがちです。しかし、現実の社会は移ろい変わりゆく中で、法律の解釈や法の見直しも柔軟でなければなりません。そのとき、専門家が何を礎として仕事をするのか、社会が専門家に期待する役割とは何でしょうか。それは、どの時代でも「人権」に対する深い敬意だと思います。特に、「少数者の人権」の尊重です。これこそが法的な論争を解決するための不可欠な視点といえるでしょう。
みなさんの研究生活が充実したものになることを祈念いたします。
社会のニーズに応える法学・政治学のプロを育成
憲法などの公法科目群と民法などの私法科目群を学ぶ「法学専攻」、国際法や国際取引法、国際政治学などを学ぶ「国際関係法学専攻」を設置。研究者や実務家出身者など多彩な経験を持つ教授が演習を担当し、公務員や税理士など、企業や地域・国際社会において、法律分野の知識を活用・応用できる専門的職業人を育成します。
- (目的)
- 第1条の2 本研究科の目的は、次のとおりとする。
(1)修士課程
修士課程の目的は、法学・政治学・国際関係の分野に関する専門知識と分析手法を修得し、研究者、法律実務や行政において活躍しうる専門的職業人、企業・地域社会・国際社会において高度な法的能力を備えた担い手として活躍しうる人材及び公共的な事柄に強い関心を持ちうる人材を育成することとする。
(2)博士後期課程
博士後期課程の目的は、法学・政治学・国際関係の分野に関する学術的な理論及び応用を究め、研究者、法律実務や行政において活躍しうる専門的職業人、企業・地域社会・国際社会において高度な法的能力を備えた担い手として活躍しうる人材及び公共的な事柄に強い関心を持ちうる人材を育成することとする。 - 実社会や法事務において応用することができる高度な専門的知識を修得し、それを実践的な問題解決に生かすことができる。
- 専攻分野における理論的・実践的論点を抽出して、それを研究対象として追求し、研究成果としての修士論文において理論的に一貫し、実践的にも適切な方向性を示すことができる。
- 実社会や法事務において応用することができる高度な専門的知識を修得し、それを実践的な問題解決に生かすことができる。
- 専攻分野における理論的・実践的論点を抽出して、それを研究対象として追求し、研究成果としての修士論文において理論的に一貫し、実践的にも適切な方向性を示すことができる。
- 「特殊講義」を通じて、学部段階よりも高度な法学の専門的知識を修得し、豊かで柔軟性のある専門的実践能力を養う。
- 「特殊研究」を通じて、専攻分野における特定テーマを深く追求し、理論的・実践的な解決・方向性を示すことのできる能力を養う。
- 「特殊講義」を通じて、学部段階よりも高度な国際政治・国際関係法学の専門的知識を修得し、豊かで柔軟性のある専門的実践能力を養う。
- 「特殊研究」を通じて、専攻分野における特定テーマを深く追求し、理論的・実践的な解決・方向性を示すことのできる能力を養う。
- 「研究特殊講義」を通じて、法学分野における修士課程レベルよりも高度な研究を追究するにふさわしい専門的知識を修得し、高度な専門的実践能力を養う。
- 「研究演習」を通じて、法学の各専攻分野における研究をより深化させ、より高度な専門的能力及びその成果の公表に必要な実践的能力を養う。
- 「研究特殊講義」を通じて、国際政治・国際関係法学分野における修士課程レベルよりも高度な研究を追究するにふさわしい専門的知識を修得し、高度な専門的実践能力を養う。
- 「研究演習」を通じて、国際政治・国際関係法学の各専攻分野における研究をより深化させ、より高度な専門的能力及びその成果の公表に必要な実践的能力を養う。
- 実社会や法実務において応用することができる高度な専門的知識を修得し、それを実践的な問題解決に生かすことができる。
- 専攻分野における理論的・実践的論点を抽出して、それを研究対象として追究し、研究成果としての修士論文において理論的に一貫し、実践的にも適切な方向性を示すことができる。
- 「特殊講義」を通じて、学部段階よりも高度な法学・政治学・国際関係の専門的知識を修得し、豊かで柔軟性のある専門的実践能力を養う。
- 「特殊研究」を通じて、専攻分野における特定テーマを深く追究し、理論的・実践的な解決・方向性を示すことのできる能力を養う。
- 「研究特殊講義」を通じて、修士課程レベルよりも高度な研究を追究するにふさわしい専門的知識を修得し、高度な専門的実践能力を養う。
- 「研究演習」を通じて、各専攻分野における研究をより深化させ、より高度な専門的能力及びその成果の公表に必要な実践的能力を養う。
研究科の目的
神戸学院大学大学院法学研究科規則(抄)
2024年度以降入学生
ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)
修士課程
法学専攻
学部段階において修得した法学に関する専門的知識や能力を基礎として、以下の能力を養うことを目的とする。
国際関係法学専攻
学部段階において修得した国際政治・国際関係法学に関する専門的知識や能力を基礎として、以下の能力を養うことを目的とする。
博士後期課程
法学専攻
学位:博士(法学)
法学分野における理論的・実践的観点を抽出して、それを研究対象として追究する高度な能力を養い、研究者、実務家、あるいは専門的職業人にふさわしいレベルでの研究成果の発表(研究報告、論文作成)ができる。
学位:博士(国際関係法学)
国際政治・国際関係法学分野における理論的・実践的観点を抽出して、それを研究対象として追究する高度な能力を養い、研究者、実務家、あるいは専門的職業人にふさわしいレベルでの研究成果の発表(研究報告、論文作成)ができる。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
修士課程
法学専攻
国際関係法学専攻
博士後期課程
法学専攻
- 学位:博士(法学)
- 学位:博士(国際関係法学)
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
神戸学院大学大学院法学研究科では、本研究科が定めたディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーに対する理解を前提として、以下のような学生の入学を期待する。
修士課程
法学専攻
学部レベルにおける法学の専門的知識・能力を堅実に身につけていて、それをさらに向上させるにふさわしい能力と意欲を持つ学生。
国際関係法学専攻
学部レベルにおける国際政治・国際関係法学の専門的知識・能力を堅実に身につけていて、それをさらに向上させるにふさわしい能力と意欲を持つ学生。
博士後期課程
法学専攻
修士課程レベルにおける専門的能力を基礎として、特定の専門領域における高度な研究を追究するにふさわしい能力と意欲を持つ学生。
2023年度以前入学生
ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)
修士課程
学部段階において修得した法学や政治学に関する専門的知識や能力を基礎として、以下の能力を養うことを目的とする。
博士後期課程
専攻分野における理論的・実践的観点を抽出して、それを研究対象として追究する高度な能力を養い、研究者、実務家、あるいは専門的職業人にふさわしいレベルでの研究成果の発表(研究報告、論文作成)ができる。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
修士課程
博士後期課程
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
神戸学院大学大学院法学研究科では、本研究科が定めたディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーに対する理解を前提として、以下のような学生の入学を期待する。
修士課程
学部レベルにおける法学・政治学の専門的知識・能力を堅実に身につけていて、それをさらに向上させるにふさわしい能力と意欲を持つ学生。
博士後期課程
修士課程レベルにおける専門的能力を基礎として、特定の専門領域における高度な研究を追究するにふさわしい能力と意欲を持つ学生。