Cross Talk:女性教員座談会「人間心理学科の魅力とは & Close Up:学びの領域紹介/ゼミ・レポート vol01フロントライン

Cross Talk:女性教員座談会「人間心理学科の魅力とは & Close Up:学びの領域紹介/ゼミ・レポート vol01

学生も教員も約半数が女性という人間心理学科。そんな学科の学びや教員の現状について、医療心理学?臨床心理学?発達心理学?社会心理学の4つの領域で教鞭をとる女性教員の方々に語っていただきました。

  • 長谷川 千洋 教授 |神戸学院大学大学院人間文化学研究科、博士後期課程(博士(人間文化学)取得)。神経心理学・認知神経科学を専門の臨床心理士。認知症の講演なども行う。
  • 土井 晶子 准教授|神戸女学院大学大学院人間科学研究科、博士後期課程単位取得。博士(人間科学)。(株)全日本空輸、翻訳者等を経て臨床心理士に。専門は産業臨床、労働者のメンタルヘルス支援の研修などを実施。
  • 道城 裕貴 准教授|関西学院大学大学院文学研究科、博士課程後期課程心理学専攻単位取得。博士(心理学)。学校現場において、発達障害などの多様な子どもたちへの支援を実施。
  • 山本 恭子 講師|同志社大学大学院文学研究科、博士後期課程修了(博士(心理学)取得)。主に、対人関係と表情との関連性を研究。対人コミュニケーションに関する講演なども行う。

人間心理学科の教育環境をどう思いますか?

長谷川教授
私が学生の頃に比べて、女性教員がかなり多いという印象です。そもそも大学に女子学生が増えて、優秀な彼女たちがそのまま大学院に進学すれば研究職に女性が増えるのはごく自然。時代がそうなってきたということでしょう。
土井准教授
特に本学の人間心理学科は女子学生の割合が多いので、当然と言えば当然ですね。

道城准教授
私の学生時代の恩師はずっと女性。そのためか、個人的には周囲が男性ばかりだと少々違和感があると思います。そういった意味では、自分にとって研究や活動がしやすい環境です。
山本講師
私の指導教員は男性でしたが、とてもフレンドリーだったので、男女で接する際の感覚が異なるということはありません。ただ、学生によっては同性の方が相談しやすいということもあると思います。女子学生が増えている現状を考えると、女性の教員が女子学生と同じくらいの割合で存在することはよいことではないでしょうか。

道城准教授
女性教員の場合は、男女どちらの学生にも相談されることが多いように感じます。気軽に相談に乗ってくれそうな雰囲気があるからでしょうか。ただ、女子学生は世間話の延長のような内容が多いですが、男子学生の相談はけっこうシリアスだったりします。

> Vol.02「多様性が与える影響」

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