神戸学院大学

共通教育センター

神戸製鋼コベルコスティーラーズのアンドリュー・エリス選手とイーリ・ニコラス選手のトークショーを行いました(共通教育活性化プログラム)

2018/07/20

2019年に日本そして神戸でのラグビー・ワールドカップ開催を来年に控え、7月20日有瀬キャンパスにおいて、共通教育センター、スポーツサイエンス・ユニット主催で元ラグビー・ニュージーランド代表のアンドリュー・エリス選手(神戸製鋼コベルコスティーラーズ所属)、そしてエリス選手と同じコベルコスティーラーズ所属のイーリ・ニコラス選手を迎えてトークショーを行いました。

ラグビー・ニュージーランド代表はワールドカップで2011年大会と15年大会で2連覇中、世界ランキングもここ数年ずっと1位をキープしている世界最強のラグビーチームで、「オールブラックス」の名前でも知られています。そのオールブラックスの一員として2007年と15年の2大会に出場したエリス選手の話を質問形式で聞きました。

エリス選手によると、ニュージーランドにおいてラグビーというスポーツはもはや宗教に近く、オールブラックスの一員に選ばれることは大変な名誉であると同時に、当然国民からの期待も高く、負けることが許されないほど緊張を強いられることもあるようです。オールブラックスの試合がある時は全国の小中学校や町全体、国全体がチームカラーの黒に染まるほどだと言います。

またオールブラックスは世界で最も成功しているスポーツチームとも言われていますが、エリス選手の考えによると、その秘訣は監督やコーチなどスタッフと選手が常にチームとしてのビジョンや目標などについてディスカッションを行い、考えを共有していることが大きいのではないかということでした。

2011年大会で優勝を決める最後のタッチキックを蹴ったエリス選手は、その時の感想を尋ねられると「もちろんうれしかったが、それ以上にホッとしたという気持ちの方が強かったかも知れない」と話してくれました。勝つことを宿命づけられたオールブラックス選手として正直な思いだったのかも知れません。

学生からも活発な質問が飛び交い、トークショーは最後まで楽しく盛り上がりました。また学生たちからの記念撮影の要請やサイン攻めにも2人は最後まで快く応じてくれました。