神戸学院大学

大学院

人間文化学研究科修士課程の大学院生が変容する京都の都心でフィールドワークしました

2022/07/29

京都市学校歴史博物館で、旧開智小学校の設立90周年を記念した像を見つけて撮影する井上さん
京都市学校歴史博物館で、旧開智小学校の設立90周年を記念した像を見つけて撮影する井上さん
旧日本銀行京都支店を活用した京都文化博物館本館の玄関
旧日本銀行京都支店を活用した京都文化博物館本館の玄関
昭和レトロ建築としても知られ、京都市教委の庁舎として活用されている元生祥小学校
昭和レトロ建築としても知られ、京都市教委の庁舎として活用されている元生祥小学校

矢嶋巌教授が担当する大学院人間文化学研究科社会関係論特殊講義Ⅰを受講する修士課程在籍の井上凌さんが7月2日、変容する京都都心でフィールドワークを行いました。テキストとして使用した専門書で取り上げられていた日本の流通の発展と商業空間の変容に関する章を閲読したことがきっかけです。

井上さんは人間形成論講座に所属し、初等教育に関係するテーマで修士論文研究を行っています。このため、フィールドワークでは、旧京都市立開智小学校(日本で最初の学区制小学校の一つ)校舎を活用した博物館で、日本で唯一学校の歴史を扱う京都市学校歴史博物館、旧立誠小学校を活用した複合商業施設である立誠ガーデンヒューリック京都、旧明倫小学校校舎を活用した京都芸術センターを見学し、旧龍池小学校を活用した京都国際マンガミュージアム、京都市教育委員会の庁舎として活用されている元生祥小学校の外観を視察しました。

コースの途中、人通りの多い新京極通、寺町通、三条通の商業集積地区、御幸町通の古着店集中地区を視察し、都心商業の変容事例を確認しました。さらに、辰野金吾と弟子の長野宇平治設計の旧日本銀行京都支店を活用した京都府京都文化博物館本館とミュージアムショップ、元京都中央電話局を活用した新風館、古民家を活用したイノダコーヒー本店を視察し、歴史的建築物を活用した都心商業の再生に向けた取り組みについて、丁寧に見て歩きました。

井上さんは経済学部出身で、7月18日の講義ではフィールドワークで得た知見を報告しました。新旧が混在する京都都心の商業集積の異質性について注目し、都市社会や商業集積を理解する地理学的フィールドワークの有効性について指摘しました。