人間文化学研究科
有瀬キャンパス
地域文化論専攻/修士・博士後期
研究科長からのメッセージ
人間文化学研究科は、文科系から理科系に至るさまざまな分野を対象とする研究・教育機関です。対象となる分野は、日本と東西の歴史、日中英の言語と文学、哲学、倫理学、教育学、文化人類学、民俗学、社会学、地域研究、比較文化学、人文地理学、自然地理学、環境学、演劇、美術、音楽、映像学などで、それぞれの分野の研究者、専門家を擁しています。学生は、各分野の専門家を目指すと同時に、関連する、或いは直接に関連しなくとも多種多様な分野の授業を履修します。現代社会の種々の問題や課題、例えば昨今の戦争や感染症の問題を鑑みても、この世界を捉えるには、常に視野を広く保ち、多様な視点から物事を観察し考究する姿勢を持つことが肝要であると痛感せざるを得ません。
文化の多様性、各地域の文化の共通性と差異、そこに大きく作用している自然環境と地理的条件、連ねられた歴史、育まれる思想や哲学、宗教、その顕現である言語、文学、芸術。文化とはこれらの総体であり、出来得る限り多くの英知を糾合してこそ、この世界に対する深い理解が可能となるでしょう。
ここに集う研究者も学生も、自らの専門分野の研究を極めると共に、異なるさまざまな分野にも接して、研究者として、そして人間として真に豊かな知性の形成、人格の陶冶を目指しています。
学際的な研究で人間文化の真理を探究
専門分野における真理の探究と学際的研究の両立をめざし、「人間行動論専攻」では主に教育学・哲学・社会学・環境学・文化人類学の研究を、「地域文化論専攻」では主に言語学・文学・芸術・比較文化・地理歴史分野の研究を行います。また必要単位を修得することにより、中学校教諭専修免許状(英語、国語、社会)、高等学校教諭専修免許状(英語、国語、地理歴史)の取得が可能です。
研究科の目的
神戸学院大学大学院人間文化学研究科規則(抄)
- 第2条 本研究科の目的は、次のとおりとする。
(1)修士課程
修士課程の目的は、人間文化学に関する専門的かつ総合的な研究を実践し、その成果を教育の場や実社会において活用できる人材の育成を目指すこととする。
(2)博士後期課程
博士後期課程の目的は、人間文化学に関する専門的かつ総合的な研究を実践し、その成果を教育の場や実社会において活用できる人材の育成と、創造的・自立的な研究能力を有する研究者の養成を目指すこととする。
2024年度以降入学生
ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)
人間文化学研究科では、以下の能力を身につけ、所定の課程を修了して、学位論文の審査および試験に合格した者に、修士(人間文化学)または博士(人間文化学)の学位を授与します。
修士課程
- (知識・技能)
-
- 専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる。
- (思考・判断・表現)
-
- 自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる。
- (意欲・態度)
-
- 将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができる。
博士後期課程
- (知識・技能)
-
- 高度な専門知識と技能を習得し、それを実際に運用することができる。
- (思考・判断・表現)
-
- 自立した研究者・教育者・専門実務家として独創的な研究を行い、それぞれの領域で先導的役割を果たすことができる。
- (意欲・態度)
-
- 学界および社会において主体的に行動し、高い研究倫理を備えた研究者として活躍することができる。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
人間文化学研究科では、次のような教育方針に沿って教育課程を編成しています。
修士課程
- 専門領域における十分な知識と技術の獲得を実現するために、各講座に専門性を高めることを目的とした講義科目と、入学時から課程修了まで一貫した演習科目を設置して、コースワークとリサーチワークの両立をめざす。
- 各講座に開設される演習科目は、学生各自の専門性に直結した指導を積極的に実施し、学生の研究推進と研究成果の積極的発表を促して、独創的な修士論文に結実させる。
- 現代の多様化した社会に柔軟に対応できる幅広い知識と研究技能を培う教育を実現するために、所属する講座に設置された科目に限らず、他専攻・他講座の講義科目の履修も可能とし、学際的研究にも広く対応する。
- 人間と文化に関する広い学識と高度な専門的知識と技能を獲得し、地域社会と文化の発展に貢献できる人材育成をめざす。教育職に対応したプログラムでは、学校現場で指導的役割を担うことができる教員養成をめざす。
博士後期課程
学生の主体性を尊重しつつ、指導教員による研究指導を軸として、各自の研究テーマに沿ったきめ細やかな研究支援を行います。入学後は、博士後期課程3年間を見通した研究計画を立てるとともに、年度ごとに研究計画と研究成果報告を提出できるように導きます。博士後期課程共通科目と研究科共通科目の履修によって、リサーチワークとコースワークを両立させます。学生の研究の進捗状況を研究科全体で確認し、指導教員以外の教員も問題関心を共有します。また、専門分野における学会発表と学術論文の作成・投稿を奨励・指導し、学位取得に向かって着実な研究が展開できるように導きます。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
人間文化学研究科は、次のような学生を求めています(修士課程の下記4は教員志望者のみ)。
修士課程
- 知識・技能
人文科学の諸分野について、4年制大学卒業相当の基礎的な知識と研究方法を身につけている。 - 思考・判断・表現
論理的な分析と考察のもつ重要性を理解したうえで、人文科学の諸分野にかかわる課題や問題点を認識している。 - 意欲・態度
人文学の知見にもとづき、他者と協働しつつ、自主的に学修することができる。 - 教員免許状を所有している。とくに学校等の教育現場に関心を抱き、専門性をもって次世代人材を育成することに強い意欲がある。
各入学試験における重点項目
一般 | 外国人 | 社会人 | 推薦 | |
---|---|---|---|---|
1.知識・技能 | ◎ | 〇 | ◯ | 〇 |
2.思考・判断・表現 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
3.意欲・態度 | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 |
4.教職 | ◎ |
博士後期課程
- 知識・技能
人文科学の諸分野について、修士課程修了相当の専門的な知識と研究方法を身につけている。 - 思考・判断・表現
自ら発見した問題に対して論理的な分析と考察を加え、その研究成果を社会に向けて発信することができる。 - 意欲・態度
人文学の知見にもとづき、他者との協働や社会への貢献を意識しつつ、主体的に研究を推進することができる。
2023年度以前入学生
ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)
人間文化学研究科では、以下の能力を身につけ、所定の課程を修了して、学位論文の審査および試験に合格した者に、修士(人間文化学)または博士(人間文化学)の学位を授与します。
修士課程
- (知識・技能)
-
- 専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる。
- (思考・判断・表現)
-
- 自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる。
- (意欲・態度)
-
- 将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができる。
博士後期課程
- (知識・技能)
-
- 高度な専門知識と技能を習得し、それを実際に運用することができる。
- (思考・判断・表現)
-
- 自立した研究者・教育者・専門実務家として独創的な研究を行い、それぞれの領域で先導的役割を果たすことができる。
- (意欲・態度)
-
- 学界および社会において主体的に行動し、高い研究倫理を備えた研究者として活躍することができる。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
人間文化学研究科では、次のような教育方針に沿って教育課程を編成しています。
修士課程
- 専門領域における十分な知識と技術の獲得を実現するために、各講座に専門性を高めることを目的とした講義科目と、入学時から課程修了まで一貫した演習科目を設置して、コースワークとリサーチワークの両立をめざす。
- 各講座に開設される演習科目は、学生各自の専門性に直結した指導を積極的に実施し、学生の研究推進と研究成果の積極的発表を促して、独創的な修士論文に結実させる。
- 現代の多様化した社会に柔軟に対応できる幅広い知識と研究技能を培う教育を実現するために、所属する講座に設置された科目に限らず、他専攻・他講座の講義科目の履修も可能とし、学際的研究にも広く対応する。
- 人間と文化に関する広い学識と高度な専門的知識と技能を獲得し、地域社会と文化の発展に貢献できる人材育成をめざす。教育職に対応したプログラムでは、学校現場で指導的役割を担うことができる教員養成をめざす。
博士後期課程
学生の主体性を尊重しつつ、指導教員による研究指導を軸として、各自の研究テーマに沿ったきめ細やかな研究支援を行います。入学後は、博士後期課程3年間を見通した研究計画を立てるとともに、年度ごとに研究計画と研究成果報告を提出できるように導きます。博士後期課程共通科目と研究科共通科目の履修によって、リサーチワークとコースワークを両立させます。学生の研究の進捗状況を研究科全体で確認し、指導教員以外の教員も問題関心を共有します。また、専門分野における学会発表と学術論文の作成・投稿を奨励・指導し、学位取得に向かって着実な研究が展開できるように導きます。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
人間文化学研究科は、次のような学生を求めています(修士課程の下記4は教員志望者のみ)。
修士課程
- 知識・技能
人文科学の諸分野について、4年制大学卒業相当の基礎的な知識と研究方法を身につけている。 - 思考力・判断力・表現力
人文科学の諸分野にかかわる課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導き、社会に向けて発信することができる。 - 主体性・協働性
人文学の知見にもとづき、他者と協働しつつ、自主的に学修することができる。 - 教員免許状を所有している。とくに学校等の教育現場に関心を抱き、専門性をもって次世代人材を育成することに強い意欲がある。
各入学試験における重点項目
一般 | 外国人 | 社会人 | 推薦 | |
---|---|---|---|---|
1.知識・技能 | ◎ | 〇 | ◯ | 〇 |
2.思考・判断・表現 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
3.主体性・協働性 | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 |
4.教職 | ◎ |
博士後期課程
- 知識・技能
人文科学の諸分野について、修士課程修了相当の専門的な知識と研究方法を身につけている。 - 思考力・判断力・表現力
人文科学の諸分野にかかわる高度な課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導き、社会に向けて発信することができる。 - 主体性・協働性
人文学の知見にもとづき、他者と協働しつつ、主体的に研究を推進することができる。