現代社会学部社会防災学科の学生が「救急医療フェア・春の火災予防防災フェア」に出展しました
2025/03/07





現代社会学部社会防災学科の学生が3月1日にイオンモール神戸南で開催された「救急医療フェア・春の火災予防防災フェア」に出展しました。
会場1階のうまいちコートでは、現代社会学部社会防災学科の学生で構成されたSeagull Rescue(シーガルレスキュー)に所属する5人が、「ロープワーク体験」「Seagull Rescueの活動についてのパネル展示」を実施。来場者はロープワーク体験では、ロープ同士を結ぶ「本結び」、建物から降下する際に腰に巻く「もやい結び」、柱にロープを固定する「巻き結び」等を体験しました。
屋外のキャナルプロムナードでは、Seagull Rescueによる煙体験テントと、神戸市消防局から地震体験車「ゆれるん」が出展。来場者は火災が発生した際の視界の悪さを体験しました。煙を体験した親子からは「子どもは身長が低くあまり怖がっていなかったが、大人の視線だと何も見えなくてとても怖かった」との感想がありました。学生は、屋内で火災に遭遇した際は、煙を吸わないように姿勢を低くして避難することが大切だと説明しました。
会場1階のみなとコートでは、川崎病院と神戸市消防局兵庫消防署救急係による「制服着用体験」「看護体験」「救急隊・お医者さんごっこ」「心肺蘇生法の体験」が出展され、救急インストラクターの資格を持つ谷川俊輔さん、茶園里咲さん(いずれも2年次生)が、救急救命士らとともに心肺蘇生法の指導を行いました。ブースには小さな子どもたちも多く訪れ、倒れている人へ対応する手順を真剣に聞く様子も見られました。
また、田路獅誠さん(1年次生)は、神戸市・株式会社アフレル等と合同で取り組む、レゴブロックを活用した防災教材を展示しました。2024年12月に開催された神戸市において、市民、アカデミア、行政が一体となって災害に強い社会を作るためのイベント「レジリエンスハッカソンKOBE」の取り組みの様子をポスターを用いて紹介しました。レゴブロックの展示では、再現した住居に電動モーターを取り付け、地震で倒壊する家具や人形が被災する様子を来場者に見せ、「安全な家具の配置や避難経路を確保することが大切だ」と解説しました。レゴブロックを活用することで、大人だけではなく小さな子どもも災害時のイメージをつかみ易いメリットがあり、実際に多くの親子がブースを訪れていました。田路さんは「展示品を紹介する際に、小さな子どもたちにも分かりやすく表現することが難しかったが、良い経験になりました」と感想を述べました。