神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミ生が農林水産省主催「第1回みどりの食料システム戦略学生チャレンジ」で大臣官房長賞を受賞しました

2025/02/10

農林水産省大臣官房長賞を受賞した安井さん(右)と宮本さん
農林水産省大臣官房長賞を受賞した安井さん(右)と宮本さん
表彰された安井さん(中央)と宮本さん(右)
表彰された安井さん(中央)と宮本さん(右)
大阪府立園芸高校生と連携して竹林整備の活動をする菊川ゼミ生
大阪府立園芸高校生と連携して竹林整備の活動をする菊川ゼミ生
竹林で活動する菊川ゼミ生
竹林で活動する菊川ゼミ生

農林水産省が掲げる「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて、将来を担う若い世代の環境に配慮した活動を促すため、大学生や高校生などによる意欲的な取り組みを公募・表彰する「第1回みどり戦略学生チャレンジ全国大会」が2月8日、農林水産省で開催されました。大学・専門学校の部で現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミに所属する安井大介さん(4年次生)と宮本拓さん(同)のチームが「農林水産省大臣官房長賞」を受賞しました。

「みどりの食料システム戦略」は農林水産省が今世紀半ばの2050年に向けて、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現するための新たな政策方針として、2021年に策定しました。我が国の食料・農林水産業が直面する生産者の減少・高齢化や地域コミュニティの衰退、地球温暖化や生物多様性の喪失など、さまざまな課題の解決を迫られていることが背景にあります。

参加登録のあった402チーム(高校の部:221、大学・専門学校の部:181)の取り組みについて、各地方ブロックにおいて審査が実施され、菊川ゼミを代表して出場した安井さんと宮本さんのチームが昨年11月の近畿ブロック大会で全国代表に選出されていました。

発表タイトルは「地域の未・低利用資源『竹』の有効活用法の検討~TAKE TAKE1資源循環型農業の提案~」で、これまで取り組んできた地域の竹林整備や竹チップの農業利用法についてまとめたものを発表しました。発表内容の詳細は、近畿ブロック大会で全国大会出場を決めた際のこちらの記事に 

審査委員の農林水産省大臣官房審議官、西経子氏からは「竹林対策、竹の扱いが大変なのは全国的な課題である。竹資源の地域循環モデルを目指した点を高く評価した。大阪府立園芸高等学校との連携も素晴らしい。すでに花き産地と連携している点も同じく高く評価される。引き続き研究を進めて頂きたい」との講評がありました。

表彰を受けた2人のうち安井さんは「私たちの取り組みが評価され、受賞できたことがとてもうれしく、活動してきたことが認められたと感じられる大会となりました。さまざまな大学が特性を生かした活動をされる中、私たちの大学も特性を世間にアピールする事によってたくさんの方を巻き込んで、より大規模な活動になっていけばいいなと思いました。これからも、みどりの食料システム戦略を実現するために尽力したいです」と話しています。