神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミが小学生と田んぼの生き物観察会を実施しました

2024/07/18

生き物について説明する学生
生き物について説明する学生
田んぼの生き物を観察する児童ら
田んぼの生き物を観察する児童ら
生き物をスケッチする児童ら
生き物をスケッチする児童ら
児童のスケッチを貼り付け完成したブルーシートの「田んぼ」
児童のスケッチを貼り付け完成したブルーシートの「田んぼ」

現代社会学部の菊川裕幸講師のゼミ9人(4年次生)が7月16日に神戸市立井吹東小学校を訪問し、校内にある田んぼの生き物観察会を実施しました。同校では5年生を対象に6月16日に田植え体験を行い、農薬を使用せずに栽培を行っています。今回は成長したイネと田んぼの生物相の変化を観察するために、希望する児童を対象に、ゼミ生が先生役となり、生き物のスケッチを行いました。

観察会の実施にあたり、ゼミ生によって田んぼの植物や水生生物、田んぼ周辺の昆虫を採取しました。観察やスケッチをしやすくするため、虫かごや水槽に生き物を分類しました。

休み時間が始まると、5年生を中心に50人余りの児童が田んぼを訪れ、それぞれが好きな生き物を観察し、スケッチしました。ゼミ生が「イネに似た雑草のヒエも見つけて抜いてみましょう」と声掛けし、児童らによって除草作業も行われました。

児童らがスケッチした紙は、田んぼに見立てたブルーシートに貼り付け、ゼミ生が装飾を行い、学校内に展示されました。水田ではホウネンエビ、ヤゴ、アメンボ、周辺にはトンボやバッタなどさまざまな生き物を見つけることができました。順調に生育しているイネと生き物を児童らは熱心に観察し、農業と環境についての興味関心の高さをうかがえました。

参加した4年次生の金谷菜未さんは、「小学生と一緒に観察をしてたくさんの水生生物を見つけることができ、私たち学生も勉強になりました。予想以上にたくさんの子どもたちが来てくれてうれしかったです。これからの活動もますます楽しみになりました」と話しています。