神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミ生が竹に関するオープンミーティングで発表しました

2025/03/31

参加者の皆さんと記念撮影する菊川ゼミ生(前列中央で竹かごを持っているのが誠子さん)
参加者の皆さんと記念撮影する菊川ゼミ生(前列中央で竹かごを持っているのが誠子さん)
「淡河宿本陣宿」で記念撮影する菊川ゼミ生
「淡河宿本陣宿」で記念撮影する菊川ゼミ生
菊川ゼミ生は竹トークに参加
菊川ゼミ生は竹トークに参加

神戸市出身のお笑い芸人、誠子(せいこ)さん(元お笑いコンビ「尼神インター」)による放置竹林整備の体験を行うイベントが3月12日、神戸市北区淡河町の「淡河宿本陣跡」で開催され、菊川ゼミ4年次生の2人(大西恒輝さん、長野未愛さん)が竹林整備などの竹に関するオープンミーティングで発表しました。

知名度のある誠子さんに放置竹林の整備体験や竹に関するオープンミーティングに参加してもらうことで、高齢化や担い手不足により整備の行き届いていない放置竹林問題の啓発や、それらの問題を解決するための活動の認知度向上を目指すのがこのイベント開催の目的です。

菊川ゼミ生は、オープンミーティングで、①若者に興味を持ってもらえる竹林整備には何が必要か②竹林整備を通じてどのように収益を出すか――の2点についてのディスカッションに参加し、ゼミで取り組んでいる「竹を通じた農村地域の関係人口創出型funランイベント(山賊ワイルドラン&炎の宴)」や「竹の農業資材的利活用」について発表しました。

山賊ワイルドランでは、ただ参加者がコースを走るだけでなく、竹林整備や木の間伐をするアクティビティを取り入れて、農林業には縁の無い都市部の人々にとって放置竹林問題がより身近に感じる内容となっています。

また、現在丹波篠山市遠方地区で、定期的に竹林整備を行い、次年度のワイルドランのスタート場所として多くの人が利用する「山賊の森づくり」を行っています。

農業資材的利活用では、竹林整備を通じて山林を整備するだけでなく、竹チップや竹堆肥、竹炭に加工して培養土の代用品として活用することにより、現在高騰している農業資材のコスト削減に繋がると考えられています。

参加した大西さんは、「菊川ゼミとしての活動をPRするだけでなく、竹林整備をしている団体同士の繋がりの希薄さといった課題もテーマに上がり、一般の活動者目線からの地域課題を把握する良い機会になりました。今回のような取り組みを通じて、少しでも放置竹林などの地域課題の認知度が向上し、社会全体の関心が高まればいいと思います」と話していました。