現代社会学部
現代社会学部の松田ゼミ生が神戸市の廃屋の再利用に関してフィールドワークを通じて学びました
2024/10/30
現代社会学部の松田ヒロ子教授が担当する「現代社会基礎実習Ⅱ」と「ゼミナールⅡ」を履修している2年次ゼミ生が10月25日、廃屋の問題に関する理解を深めるために、神戸市兵庫区梅元町で実際に廃材を用いて廃屋を再利用して生活している住宅などでフィールドワークを行いました。
ゼミ生は五宮町のバス停に集合し、廃屋を再利用した建物が密集する「バイソン(梅村)」と名付けた地区に向かいました。「バイソン」の入り口で案内人の武田健太さんから地区の概要を聞いた後、地区内にあるさまざまな建物を訪問しました。
最初に、学生たちは「バイソン」の住人が生活をしているシェアハウスを訪れました。複数の住人が共同生活をしており、住民や一時滞在中の外国人ゲストから「バイソン」で生活することの動機や魅力などの話を伺いました。次に、モデルハウスの窓や取り壊しとなった保育園の廃材などを利用した建物(飲食店)やギャラリーを訪れ、廃材の再利用やアートを融合させたリノベーションに関する説明を受けました。
最後に、廃屋をリノベーションした茶室にて、「バイソン」内の建物の建築を請け負った「西村組」の代表、西村周治さんから廃屋のリノベーションの仕事を行うに至った自身のライフ・ヒストリーや現在の活動に関する話などを伺いました。
学生たちは、フィールドワークを通じて、昨今、問題視されている廃屋への関心を高め、問題解決法の一つを学ぶことができました。
11月には、香川県の小豆島にてフィールドワークを行う予定です。