現代社会学部
現代社会学部の松田ゼミが制作した「昭和51年の台風による土砂災害」証言動画の上映会を当時の被災地で開催しました
2024/11/28
香川県・小豆島にある土庄町大部地区の自治会館で11月24日、現代社会学部の松田ヒロ子教授ゼミの4年次生10人が昨年度に制作した「昭和51年の台風による土砂災害」の証言動画の上映会を開催しました。
1976(昭和51)年9月、南方の海上に停滞した台風の影響による集中豪雨は年間総降水量1400ミリに相当する雨がわずか1週間で降り、山崩れなどにより、土庄町史続編(2008年)によると死者6人、建物の全半壊54戸の被害を出しました。
松田ゼミは昨年9月、この集中豪雨で甚大な被害を受けた住民に聞き取り調査を行い、被災者住民による証言動画を制作しました。動画は今年4月にYou Tubeで公開し、誰でも視聴できますが、インターネットに馴染みのない高齢者のために、土庄町の地域おこし協力隊員の森亜紀子さんを中心に上映会が企画されました。
上映会が開催された自治会館の立地する向町は特に被害が大きかったことから関心も高く、地域住民を中心に30人以上が集まりました。今後も、この動画は土庄町の防災・減災まちづくり活動に活用されます。
「現代社会学部の松田ゼミが香川県・土庄町との連携事業で小豆島・集中豪雨災害の証言動画を制作しました」の記事はこちら