神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミ生らの「神戸田んぼ応援団」が児童と稲の「収穫体験」を行いました

2024/10/18

児童と一緒に稲を刈る菊川ゼミ生
児童と一緒に稲を刈る菊川ゼミ生
菊川ゼミ生の井上晴史さんからの説明を聴く児童たち
菊川ゼミ生の井上晴史さんからの説明を聴く児童たち
稲を藁で束ねる作業
稲を藁で束ねる作業
菊川ゼミ生と一緒に「収穫体験」をした児童たち
菊川ゼミ生と一緒に「収穫体験」をした児童たち
「神戸田んぼ応援団」として活動した菊川ゼミ生
「神戸田んぼ応援団」として活動した菊川ゼミ生
稲台に干した稲の束
稲台に干した稲の束

現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミに所属する3、4年次生10人は10月11日、神戸市立井吹東小学校(同市西区)に通う小学5年生の6クラス約200人を対象に、同校で稲の「収穫体験」を行いました。

取り組みは、菊川ゼミ生のほか、同校の佐伯和恵校長、本学などが開講している「楽農アカデミー」第1期修了生で、これまで同校で「稲作体験」を実施してきた新宅雅美氏らで構成される任意団体「神戸田んぼ応援団」によるものです。6月には、菊川ゼミ生が同校の児童と一緒に苗植えをし、7月には、田んぼの生き物観察会をしてきました。

この日は、「収穫体験」の前に、ゼミ生が収穫などの手順や鎌を使う際の注意点の他、収穫した稲を上下逆にして天日干しにする理由などを説明しました。その後は、ゼミ生のサポートのもと、児童たちが順番に、1人2株ずつ収穫した稲を藁で束ねて稲台に干すまでの一連の作業を体験しました。

児童たちは、この「稲作体験」で苗作りも行っていたため、収穫が終わった後の空き時間には、1株にできた茎の数や1本の茎に付いている実を数えることで、植物の生命力や米の成長具合にも目を向けてもらいました。

稲刈りを終えた児童からは、「結構力が必要で、昔の人は、これを一つ一つ手作業でしていたと思うと、本当にすごいなと思った」「いつもたくさんご飯を食べているけど、大変な苦労をかけて育てているんだと思って、感心しました」といった声が数多く聞かれました。

6月の田植え体験に引き続き、小学生への全体説明や各作業の解説等を行った菊川ゼミ4年次生の井上晴史さんは、「多くの子どもたちが、食べ物のありがたみや農作業の大変さを口にするだけでなく、私たちゼミ生への感謝も伝えてくれました。その意味では、このプロジェクトを小学校の先生や大人だけで進めるのではなく、年齢の近い大学生が、子どもたちの目線に立って一緒に活動する意義を果たすことができたのではないかと思います」と、活動を振り返っていました。

「神戸田んぼプロジェクト」では、今回収穫した米を使用して、11月に同校で飯盒炊爨(はんごうすいさん)を行う予定です。