神戸学院大学

現代社会学部

社会防災学科の江田ゼミが神戸新交通株式会社と連携して、地域の子どもたちにお仕事講座「トライランド」を実施しました

2025/02/28

車いすを押して乗降のたいへんさを体験する児童
車いすを押して乗降のたいへんさを体験する児童
改札機を開けて切符がどのように通るかを見せてもらう児童ら
改札機を開けて切符がどのように通るかを見せてもらう児童ら
洗車中の車体の中に特別に入れてもらった児童たち
洗車中の車体の中に特別に入れてもらった児童たち
車庫の様子を見学させてもらう児童ら
車庫の様子を見学させてもらう児童ら

現代社会学部社会防災学科の江田英里香教授が担当する3年次生ゼミがSDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」の実現に向けてポートアイランドの地域課題にチャレンジしています。 その一つが、住宅エリア、大学エリア、医療産業エリアなどのエリア間の交流として、ポートアイランドの小学生を対象に、地域企業にお仕事講座を実施してもらう「トライランド」です。2023年の江田ゼミ3年次生がチャレンジプロジェクトで実施したプログラムを2024年度も引き継いでいます。

昨年12月13日には神戸新交通株式会社に協力してもらい「普段は見ることのできないポートライナーの裏側!」を実施しました。改札機の中を見せてもらい、どのように切符が通るのか、駅から出る場合はどのようにして切符が回収されるのかなどを確かめました。また、車いすを押してみてポートライナーの乗り入れ体験をさせてもらったり、回送車両に乗せてもらって洗車の様子を見せてもらったりしました。普段は入れない車庫の様子も見せてもらいました。子供たちは切符の通り方の確認や洗車体験には興味津々の様子で、とても楽しそうでした。

担当した江田ゼミの山本隆大さんと高橋志門さんは感想を以下のように語っています。
≪私たち大学生も子どもたちと一緒に改札機を開けて、実際に切符がどのようにして通っているかを学びました。また、ポートライナーの洗車体験、車庫の様子など普段見ることのできないところを見ることができことがとても貴重な経験となりました。

トライランド実施までのプロセスは次の様に行いました。企業の方々と自分たちでメールでやり取りしたり、対面で打ち合わせをしたりして日程や内容を決めました。ある程度詳細が決まったらチラシを作り、募集をかけ始めて人数が揃ったら参加する小学生の親御さんに日付や何時に集合、どんなことをして何時に解散と詳細が書かれているメールを自分たちで作り送りました。なれないことばかりでしたが、企業の方々との接し方などを通して就職後の社会人の様子などをイメージすることができました。また、一つ一つ丁寧に対応することの大切さを痛感しました。

子供たちには地元企業のお仕事を実際に体験してみることで働くことの意味や、楽しさを学んでいただけたかなと思います≫

江田教授は、「去年に引き続いて神戸新交通さんにご協力をいただきました。去年は指令室の見学、今年は駅員体験と異なる体験をさせていただき、連続で参加した子どもたちも飽きることがなく楽しんでいました。低学年の男児が多く賑やかなトライランドとなりました」と話しています。