現代社会学部の菊川裕幸講師が９月14日、SSH（スーパーサイエンスハイスクール）に指定されている広島県東広島市の県立西条農業高校で独自の研究に取り組む緑地土木科の生徒５人を対象に指導を行いました。同校は「農業・食料問題を科学技術の力で解決するグローバル人材育成のプログラム開発」を研究課題とし、さまざまなプログラムに取り組んでいます。

生徒たちは測量技術を用いて竹の現存量を把握する方法や伐採後の竹粉による水質浄化に取り組んでいます。どちらも重要な社会課題をテーマとしており、精力的に活動しています。最初にこれらの研究発表を聞かせてもらい、菊川講師が指導助言し、生徒と意見交換しました。

また実際に校内の竹林やビオトープで実践を行っている現場に行き、実験の様子を見学しました。授業の最後のまとめでは、同校で研究指導に携わる井川孝一教諭が「測量技術や地域資源の活用などを学び、就職先での仕事に生かしてほしい」と伝え、菊川講師は「現在行っているプロジェクトをさらに深化させ、研究を進めて欲しい」と話しました。今後も同校と菊川講師は継続的な情報交換を行っていく予定です。