人間・植物関係学会、日本園芸療法学会の合同大会がポートアイランドキャンパスで開催されました
2024/11/11
2024年度の人間・植物関係学会、日本園芸療法学会合同大会が11月9、10両日、ポートアイランドキャンパスで開催されました
現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミの3、4年次生が中心となり、運営を行いました。大会のテーマは「植物を介した心のケアを見つめ直す~神戸からの原点回帰~」で、全国各地から園芸療法の実践者や研究者、人と緑の関係についての研究者が約200人集まりました。
大会初日は、一橋大学大学院社会学研究科の宮地尚子教授の「心のケアを考える」と題した基調講演で幕開けしました。また、大阪府立大学の増田昇名誉教授の「都市防災への備えとともに発展してきたみどりのまちづくり」と題した教育講演がありました。
ポスター発表では、13題が発表され、本学現代社会学部現代社会学科4年次生の安井大介さんと工藤徹大さんが「新規就農促進プログラムの参加者類型と今後の展開の可能性 ―兵庫県における『楽農アカデミー』の事例から―」と題し、本学が神戸市、JA兵庫六甲と連携して開講している「楽農アカデミー」受講生らからヒアリングした内容について分析を行い、産官学リカレント農業教育プログラムの効果や運営の課題などを発表しました。2人の発表は選考委員による審査を経て、見事「優秀発表賞」を受賞しました。
2日目は16題の口頭発表が行われ、参加者の多様な研究発表に会場は盛り上がりを見せました。菊川ゼミの学生たちは、参加者の誘導から会場設営、学会の進行などほぼすべての大会運営を担いました。初めての経験でしたが、参加者からは好評でした。
優秀発表賞を受賞した安井大介さんは「初めての学会発表で受賞できたことは本当に誇らしく感じました。一方で、自分の考えを人に伝えることの難しさを痛感しました。このような貴重な体験ができたことがとても嬉しかったです」と喜びを語りました。
大会実行委員を務めた菊川講師は「千葉大学、神奈川県立保健福祉大学、大阪川崎リハビリテーション大学の学生ら3人も優秀賞を受賞しました。受賞された他大学の皆さんにもお祝い申し上げます」と話しています。