防災女子が「世界口腔保健学術大会記念 第29回 口腔保健シンポジウム」で登壇しました
2024/07/30
公益社団法人 日本歯科医師会が主催する「世界口腔保健学術大会記念 第29回 口腔保健シンポジウム」が7月20日に開催され、トークセッションに、現代社会学部社会防災学科の女子学生で構成する防災女子の安福瑞希さんと真田有希さん(共に3年次生)が登壇しました。このシンポジウムは、一般の方や医療関係者を対象にオンラインで開催し、約1,150人が視聴しました。
シンポジウムは、「命を守るオーラルケア~いざという時のために、今、できること~」をテーマに、お口の健康が毎日の生活を楽しむための心身の健康につながることから、災害時等の非日常時でも普段と同じもしくは同等のケアを行うための日頃の備えとオーラルケアの方法について、講演とトークセッションが行われました。
防災女子は、医療法人社団関田会ときわ病院歯科口腔外科部長で神戸市健康局歯科専門役の足立了平氏らとトークセッションに登壇し、非日常への備えとして普段から地域で行っている防災啓発の活動を紹介しました。災害時、非常食だけを備蓄するのではなく、普段の生活で使用している食材を少し多めに備えて、食べた分を買い足すというサイクルで備蓄するローリングストック法と、災害時でも簡単に調理が可能なポリ袋調理の方法およびその注意点等を説明し、災害時でもポリ袋調理を活用し、普段食べ慣れている食事をすることの大切さを伝えました。
また、トークセッションの中で、オーラルケアの重要性を学んだ防災女子の2人からオーラルケア製品もローリングストックすることが大切という提案を行いました。
登壇した学生のコメント
【安福瑞希さん】今まで1,000人以上の視聴者の前でお話しする機会が無かったので、今回このような貴重な機会を頂けたことにとても感謝しています。本番はマイクが震えるほど緊張しましたが、防災女子が行っていること、災害食については熱意を込めて伝えることができました。これを機に防災女子の活動が広まり、防災を身近に感じてもらうきっかけになればと思います。また、今回の活動にて普段は知る機会が少ない口腔ケアの重要性を知り、防災を学ぶ身として非常に勉強になりました。お口の健康は直接身体の健康に関わること、災害時に後回しにしがちな口腔ケアこそ命を守るために大切であること、他にも多くのことを学びました。食に関する啓発を行う立場として、それらを頭に入れながらより一層今後の活動に励んでいきたいと思います。
【真田有希さん】
この度は貴重な機会を頂き、誠にありがとうございました。これほど多くの方の前で、お話する経験がなかったためリハーサル時から緊張していましたが、防災女子が日頃から行っている、災害食に関する取り組みを一生懸命伝えることができたと思っています。シンポジウムでは、それまで知らなかったお口の健康の大切さ、口腔ケアについて学ぶことができました。お口の健康は、平時も緊急時にも大切で、お口の健康が自身の体・健康に影響を及ぼすことを知り、とても驚き、このことを多くの方々に知ってもらうことの必要性も実感しました。私たち防災女子が主に取り組みの中で伝えている災害食ともお口の健康は繋がりがあると感じ、今回学んだことを生かし、これからより一層活動に励みたいと思います。