神戸学院大学

現代社会学部

社会防災学科の江田ゼミがバンドー神戸青少年科学館と連携して、地域の子どもたちにお仕事講座「トライランド」を実施しました

2025/02/18

音の反射を利用したパラボラアンテナの働きを体験する小学生とサポートする江田ゼミ生
音の反射を利用したパラボラアンテナの働きを体験する小学生とサポートする江田ゼミ生
瞬発力を測る音と光のゲームを楽しむ小学生とサポートする江田ゼミ生
瞬発力を測る音と光のゲームを楽しむ小学生とサポートする江田ゼミ生
色とセンサーを活用したライントレーサーを楽しむ小学生
色とセンサーを活用したライントレーサーを楽しむ小学生
バンドー神戸青少年科学館で記念撮影する小学生と江田ゼミ生
バンドー神戸青少年科学館で記念撮影する小学生と江田ゼミ生

現代社会学部社会防災学科の江田英里香教授が担当する3年次生ゼミがSDGsの目標11「「住み続けられるまちづくりを」の実現に向けてポートアイランドの地域課題にチャレンジしています。その一つが、住宅エリア、大学エリア、医療産業エリアなどのエリア間の交流として、ポートアイランドの小学生を対象に、地域企業にお仕事講座を実施してもらう「トライランド」です。2023年の江田ゼミ3年次生がチャレンジプロジェクトで実施したプログラムを2024年度も引き継いでいます。

昨年12月6日にはバンドー神戸青少年科学館に協力してもらい「身の周りにある科学を楽しく学ぼう!」を実施しました。同科学館では、前半は展示コーナーでの体験、後半はプラネタリウムの鑑賞体験を行いました。担当した江田英里香教授ゼミの中馬龍星さんと古寺湖太朗さんは感想を以下のように語っています。

≪展示コーナーでは小学生が4チームに分かれて、それぞれのチームで展示の体験をしました。合計で四つの展示があり、音の反射を利用したパラボラアンテナ、センサーをくぐり抜けるセンサージャングル、瞬発力を測る音と光のゲーム、色とセンサーを活用したライントレーサーのそれぞれに分かれて体を動かしながら科学を楽しく体験しました。

後半のプラネタリウムの観賞体験ではみんなが「星空」に釘付けになって見ていました。ポートアイランドから見る星座や星について、とてもわかりやすく解説してもらいました。小学校の理科の授業で星や星座について学んでいた子が多かったこともあり私たち大学生顔負けの知識を話してくれました。全体を通してみんなで楽しく会話をしながら科学を体験できて、とても有意義な時間となりました。

トライランドを通して小学生、大学生ともに得ることができた学びがあると考えます。小学生は身体を動かしたりゲーム感覚で体験したりすることによって楽しく学ぶことの大切さを知ったことと思います。多くの子どもたちが口を揃えて「とっても楽しかった!」「またバンドー科学館に来たい!」「また今度あの展示もやってみたい!」と話し、とても興味を持っている様子でした。また私たちも企業について調べたり、子どもたちはどんなことをしたら喜ぶのかなと考えたりと、普段感じることのない達成感や学びの中の楽しさがありとても貴重な体験をさせていただきました。小学生、大学生ともにとても有意義な時間になったのではないかなと思います≫

江田教授は、「バンドー神戸青少年科学館さんは、みなとじまに暮らす子どもたちにとってはとても身近な学びの場所です。ただ、一つ一つの展示の解説をじっくり聞いたり、チームで競い合ったりするなどの使い方はほぼしたことがないと思います。今回、スタッフさんが時間をかけて解説してくださったことで、子どもたちにとっては科学を楽しく学ぶ良い体験になったことと思います。また、プラネタリウムでは星座についての問いかけなどをしてくださったおかげで、普段のプラネタリウムにはない賑やかな体験になりました。日常の場所でありながら、普段味わうことのない体験ができたことは子どもたちにとって貴重な機会になったと思います」と語っています。