現代社会学部
現代社会学部の菊川ゼミが丹波篠山市で竹林整備とタケノコ掘りをしました
2024/04/29
現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミの3・4年次生9人が4月28日、丹波篠山市の城下町にある竹林を整備しました。
現場は江戸初期の篠山城築城(1609年)頃から存在しているとされる古いモウソウチク林です。当時は近隣に河川があり、その氾濫対策等で竹が植栽されたようです。時代が進み、河川の移設や住宅地の造成によって、竹林の必要性が低下し、徐々に放置されるようになりました。特に今回のモウソウチクは大型化しており、直径が15センチを超え、1本あたりの重さも50キロ以上になっており、管理が困難な状況でした。
そこで、丹波篠山市でフィールドワークやイベントを行っている菊川ゼミ生が竹林整備を行うことになりました。まず、竹林周辺の草刈りや倒木の処理と撤去を行い、竹林内への安全なルートを確保しました。次に竹林内で枯死した竹を取り除き、不要な竹を間伐しました。
日の当たる竹林にした後、タケノコ掘りをしました。タケノコは収穫して食べなくても、掘り出すだけで新たな竹の発生を抑制することができます。継続的な竹林の管理や維持に必要となる竹の密度を調整する作業も行いました。
菊川ゼミでは今後も地域課題の一つである「放置竹林」や「竹林拡大」解決に向けた取り組みを行っていく予定です。
参加した菊川ゼミ3年次生の大東涼聖さんは「竹林整備は何回か経験がありますが、終わった後の達成感は何度味わってもいいものだと思いました。今後も積極的に活動に参加して、さまざまな経験をして自分自身を成長させていきます」と語りました。
今回の取組は丹波篠山市の広報「丹波篠山」の特集ページにも取り上げられる予定です。