神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部 社会防災学科が無印良品「いつものもしもCARAVAN神戸」に参加しました

2024/05/20

参加者で賑わう、神戸学院大学のブース
参加者で賑わう、神戸学院大学のブース
ロープ結索を教えるSeagull Rescue
ロープ結索を教えるSeagull Rescue
ポリ袋調理のデモンストレーションを行う防災女子
ポリ袋調理のデモンストレーションを行う防災女子
BOSAIカードXを活用したクイズを実施(防災実習Ⅲ)
BOSAIカードXを活用したクイズを実施(防災実習Ⅲ)
カエルキャラバンのブーススタッフとしても活躍しました(防災実習Ⅲ)
カエルキャラバンのブーススタッフとしても活躍しました(防災実習Ⅲ)
過去の災害から学ぶクイズを実施した水本ゼミ
過去の災害から学ぶクイズを実施した水本ゼミ
記念撮影を行う出展者たち
記念撮影を行う出展者たち

5月12日に、神戸で開催された無印良品「いつものもしもCARAVAN 神戸(主催:㈱良品計画、共催:神戸市)」に、現代社会学部 社会防災学科の学生(学生有志団体の「防災女子」と「Seagull Rescue」含む)総勢50人が参加しました。

無印良品では、2011年より日常的に災害に備える重要性を知り、備えるためのプログラム「いつものもしも」を展開しています。「いつものもしもCARAVAN」は、大人も子どもも楽しく防災について学び、もしもの時の考え方を身につけられるイベントです。

2025年に「阪神・淡路大震災」から30年を迎える兵庫・神戸での開催は2回目です。開催テーマを「未来につなげる いつものもしも」とし、神戸学院大学を含め4つの教育機関(大学・高等学校)、11の企業や団体等が参加し22のコンテンツを東遊園地と無印良品神戸阪急(神戸阪急 新館6階)の2か所で開催しました。時折雨が降る天候でしたが、多くの方が来場しました。

昨年度から参加しているSeagull Rescueのブースでは、災害時にも役立つロープ結索体験と現代社会学部 社会防災学科と株式会社 基陽が共同開発した防災バックの展示を実施。「災害時、あなたならこのバッグに何をいれますか?」と呼びかけ、自分が本当に必要なものは何かを考えてもらいました。

防災女子は「簡単!ポリ袋調理で災害時も温かい食事を!ー災害食アレンジレシピの紹介ー」と題し、無印良品の食材を用いて新たに考案した蒸しパン(2種)のデモンストレーションと試食を実施。約150人の方が体験しました。

隣のブースでは、防災実習Ⅲを受講する学生が、本学で開発した防災教育教材「BOSAIカードX」を用いて、アレンジレシピで使っている食材を三色食品群に分類してもらうクイズを実施。防災女子の出展内容にプラスした情報発信ができるコンテンツとして準備しました。イラスト付きのカードのため、小さなお子様もチャレンジすることができ、災害時も栄養バランスに配慮した食事をとることの大切さを伝えることができました。

また、防災実習Ⅲを受講する学生たちは「イザ!カエルキャラバン!」の紙食器作り・ポンチョ作りのブーススタッフとしてNPO法人プラス・アーツともコラボしました。4月の授業内でNPO法人プラスアーツの方からレクチャーを受け、オリジナルのポンチョを作ってもらえるように星やハートなど色紙の切り抜きを事前に準備をしており、当日には参加してくれた子どもたちが好きな形の色紙を貼る姿を見ることができました。

水本ゼミでは、阪神大水害に関するクイズと国土交通省のマイ・タイムラインをつかって風水害の備えについて考えるパネルを展示。マイ・タイムラインをご家族で話し合えるように、レジメも配布しました。

開催直後の雨で一旦参加者が減った時間もありましたが、途中は雨もやみ多くの参加者で会場は賑わっていました。東遊園地という震災・継承の象徴でもある場所で、参加者もそして出展者もともに学び合う素晴らしいイベントとなりました。

参加学生の感想
■Seagull Rescue 平川 歌帆さん(現代社会学部3年次生)
『ロープ結索』はお子様にレクチャーする機会が多かったので、どうしたらわかりやすく、しっかりと覚えて帰ってもらえるのかを意識しながら活動しました。また『自分を救う防災バッグ』の展示を通じて、活動の幅を広げるとともに、多くの方にシーガルレスキューの活動について知っていただけたことが嬉しかったです。

■防災女子 中田 愛香さん(現代社会学部2年次生)
天候が不安定な中、たくさんの人にお越しいただき、子どもから大人まで今回初披露の蒸しパン(カレー味・宇治抹茶味)を「美味しい!」と言っていただくことができました。また、幅広い年代の方にポリ袋調理について伝えることができました。

■水本ゼミ 土井 和さん(現代社会学部2年次生)
私が今まで参加してきたイベントのなかでも、特に地域や企業、学校や行政などが繋がるきっかけとなるようなイベントだったと思います。企業ブースの人と話すときに災害に対する思いに共感できる部分があったり、自分とは違った視点から防災について学ぶことできたり。所属が違えども、防災に対しての知識や災害に対する思いがあるから、このように感じたと思いました。

■防災実習Ⅲ 小林 沙羅さん(現代社会学部4年次生)
いつものもしもCARAVANの会場内では、参加者や運営者などすべての人の笑顔が溢れていて、とても嬉しい気持ちになりました。私たちの活動ブース以外にも、温かい声かけをされているブースがたくさんありました。今回のように、イベントを通して身近に防災の知識を学んでいただき、家庭に持ち帰り実践したいと思える取り組みが広がるといいなと思いました。

無印良品HP:いつものもしも CARAVAN | 神戸 | 無印良品 | 2024 (muji.com)

【当日の防災啓発の様子:兵庫日産自動車(株)提供】
① 防災クイズ(神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科・水本ゼミ)
 https://youtu.be/iG7nBi56zjw
② 防災ポンチョ・紙食器作り
(NPO法人プラス・アーツ/神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科)
 https://youtu.be/2GVvG7lkE_w
③ ポリ袋調理を用いた災害食作り
(神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科)【防災女子】
 https://youtu.be/kkcGPtDF_ds