現代社会学部
チャレンジプロジェクトの活動の一環として呉市立横路小学校を訪れ、防災授業を行いました
2024/02/06
1月23日に現代社会学部の舩木伸江教授のゼミは、呉市立横路小学校を訪れ、11月に行った呉市天応地区での現地調査とヒアリング調査を基に作成した防災教育教材を用いて、防災授業を行いました。
西日本豪雨発生時、小学校1年生だった子どもたちは、6年生になった今でも当時の様子を覚えている子や、親御さんや先生方から話を聞いている子もいました。
個人ワークやグループワークなどが多く盛り込まれた授業でしたが、しっかりと集中し、授業に取り組んでくれました。
授業を受けて子どもたちからは、「警報が発表されたら,避難の準備をして,すぐに避難した方が自分の命を守ることができ,家族の命を守ることをもできると感じ、改めて大事だと思いました」「雨は恵みをもたらす雨もあるけど,時には人の命を奪う恐ろしい存在だと僕は知りました」「もし災害が起こった時に準備をしておくとすぐに逃げることができるので、これから改めて家族とどこに集合するのか、何を持っていくのかどこに避難するのかなどを話し合っていきたいなと思います。防災についてより詳しくなることができたし、災害について改めて考えることができました」などの感想がありました。
- 授業を終えたメンバーの感想
- 授業をするまでは教材の意図が上手く伝わるか不安だったけど、子供達の感想を聞いてちゃんと意図が伝わっていたので安心しました。(2年次生)
- 授業を通して『子供達に実際に伝える』までがこのプロジェクトであり、自分の出番では『伝える』という意識をもっとすれば良かったと思っています。(2年次生)
- 子どもたちは物語の内容をしっかりと把握し、個人ワークも進んで自分の言葉で沢山書けていて、避難のことについても知識があり感心しました。(3年次生)
- 子どもたちが、防災について理解し、考えてくれるように試行錯誤をしながら、教材作成と授業の準備を行ったので、しっかりと心に届いたようで安心しました。(3年次生)
今までメンバーの多くは、神戸の子どもたちに授業を行うことが多く、お互いに阪神・淡路大震災を体験していない者同士でした。今回の授業を通じて、被災地以外の者が学び、被災地の子どもたちに伝えることの難しさや大切さなども同時に学ぶことができました。
今後は最終発表に向けて、自分たちが感じた改善点や、子どもたちから教えてもらった学びなどを深堀りし、多くの人に届けられるように、引き続きブラッシュアップを続けていきたいと思います。
舩木ゼミ 稲澤遥樹