神戸学院大学

現代社会学部

「防災女子」が大阪の天保山第5コーポのマンション集会所で災害食のワークショップを行いました

2025/02/13

防災女子の学生と社会防災学科の伊藤亜都子教授
防災女子の学生と社会防災学科の伊藤亜都子教授
住民に説明する防災女子の学生
住民に説明する防災女子の学生
ポリ袋調理を実践する参加者
ポリ袋調理を実践する参加者
カード教材「BOSAIカードX」を使って自宅の備蓄を見直す参加者
カード教材「BOSAIカードX」を使って自宅の備蓄を見直す参加者

現代社会学部社会防災学科に所属する女子学生有志のグループ「防災女子」が、2月9日、大阪の天保山第5コーポのマンション集会所で、住民を対象に災害食のワークショップを開催。住民28人が参加し、災害時の食料備蓄や調理方法について学びました。

はじめに、災害時に役立つ「ポリ袋調理」を実践しました。耐熱性のポリ袋を使用して湯煎で調理を行う方法で、調理環境が限られる災害時も温かい食事を作ることができます。今回は「ひじきと梅の混ぜご飯」「ヘルシーオムレツ」「蒸しパン(野菜ジュース味)」の3品に挑戦。住民の皆さんは、簡単な手順で本格的な料理ができることに驚いていました。

また、調理した食材を湯せんする時間を活用して、過去の災害事例を紹介しながら、災害時の食料確保の重要性について説明しました。参加者らはカード教材「BOSAIカードX」を使って、自宅の備蓄状況を確認したのち、普段の食事を活用した「ローリングストック法」を学びました。「防災女子」は非常時だけではなく普段から無理なく食料を備蓄し、災害時にはそれらをうまく活用するポイントを紹介しました。

参加者からは、「こんなものを食べられるなんて、災害時にあっては本当に御馳走だ」「家庭でも実践したい」「どのようなポリ袋を使えばいいのか」など感想や質問を寄せ、メモを取るなどし、熱心に聴講していました。

最後に防災女子の学生は「今日を機会に、みなさまの家庭の備蓄を再度確認して、普段からの備えや練習を是非おこなってください」とワークショップを締めくくりました。