神戸学院大学

現代社会学部

社会防災学科の江田ゼミが久保田セメント工業と連携して、地域の子どもたちにお仕事講座「トライランド」を実施しました

2025/01/24

小さなブロックに絵を描く子どもたち
小さなブロックに絵を描く子どもたち
子どもたちの作業を見守るゼミ生
子どもたちの作業を見守るゼミ生
窯でピザを焼くゼミ生
窯でピザを焼くゼミ生
ピザは無事焼き上がって完成
ピザは無事焼き上がって完成
焼き上がったピザを食べながら参加者で交流
焼き上がったピザを食べながら参加者で交流

現代社会学部社会防災学科の江田英里香教授が担当する3年次生ゼミがSDGs(持続可能な開発目標)11「住み続けられるまちづくりを」の実現に向けてポートアイランドの地域課題にチャレンジしています。その一つが、住宅、大学、医療産業などのエリア間の交流として、ポートアイランドの小学生を対象に、地域の企業などに「お仕事講座」を実施してもらう「トライランド」です。2023年の江田ゼミ3年次生が学内の「チャレンジプロジェクト」で実施したプログラムを2024年度も引き継いでいます。

11月8日には「久保田セメント工業株式会社」に協力してもらい「ブロックでアートを作ろう!」を実施しました。家やマンションや道路など身近にあるコンクリートブロックを見て触れて説明を聞き、小さなブロック(チービー)に絵を描いて自分だけの作品を作りました。また、同社のブロックで作ったピザ窯で焼いたピザを食べさせてもらって子どもたちは心もお腹もいっぱいになりました。

担当したゼミ生の山本陸斗さんと石田竜之輔さんは以下の感想を寄せました。

トライランドを通じて、子どもたちには自分たちが住んでいる地域にある企業を知ってもらい、その企業が街にどのように貢献しているのか、何をしているのかを知ってもらいました。子どもたちに教えることで、久保田セメントさんに興味を持ってもらい、もしかしたら将来、同社に就職する人もいるかもしれません。キャリア面でも効果があったかと思います。子どもたちは終始楽しそうに活動に取り組み、良い学びを得ることができたと思います。

企業の皆さんと一緒に計画を立てて、自分たちの活動の目的と企業の皆さんの目的を共有し合って、話し合いを進めてきました。またイベントの広報や参加者の皆さんへの配慮など考えていくのが難しかったです。活動を通して、イベントに「参加する」側ではなく、「作る」側を経験できてとても勉強になりました。今後、社会に出たときに生かしていきたいと思います。

江田教授は、「今年度はポートアイランドの第2期(南側)にある久保田セメント工業株式会社さんにご協力をいただきました。第2期は住宅エリアから距離があるため子どもだけの集合や解散などに工夫が必要でしたが、子どもたちがけがや事故にあうこともなく、また保護者が参加できたことで、参加者の方々に第2期についても広く知ってもらうきっかけになってよかったのではないかと思います」と語っています。

「トライランド」報告会の記事はこちら