神戸学院大学

総合リハビリテーション学部

総合リハビリテーション学部の下助教が「正しいカラダの使い方を学ぼう!<第1回>」を実施しました

2023/09/05

正しい姿勢を説明する下助教
正しい姿勢を説明する下助教
肩のチェック
肩のチェック
腿のストレッチ
腿のストレッチ

総合リハビリテーション学部 理学療法学科の下和弘助教が、9月2日に神戸三宮サテライトで、「正しいカラダの使い方を学ぼう!<第1回>」を開催しました。

「人生100年時代」、高齢者から若者まで、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要であり、教育・ライフスタイル・働き方などを含めて、誰もがWell-Being であることが大切だと言われています。そのような人生を共に歩む「自分の心と身体」へのセルフケアの一助として、創設者・森茂樹博士(初代学長)が抱いた、予防医学への思いを継承し、総合大学の特徴を活かした「健康づくり支援プログラム」が2022年度よりスタートしました。今年度は総合リハビリテーション学部・栄養学部・薬学部そして心理学部の4学部が連携し、「食事」と「運動」そして「心」について考えていただくプログラムを5つのコースに分けて実施します。

第1弾となる今回は、小学生とその保護者5組が参加し、親子で実際にストレッチを行いながらカラダの使い方を学びました。

下助教の講義からプログラムはスタートしました。運動には体にとってさまざまな良い効果があります。心血管系を強くしたり、肥満を防いだりというのは当たり前かもしれませんが、それ以外に脳を鍛える効果もあります。例えば、海外の高校では授業が始まる10分前に有酸素運動を取り入れることで成績が上がったとの事例が多数報告されています。これは運動をすることで脳由来神経栄養因子(BDNF)が作られ、新しい神経回路が繋がりやすい状態になることが要因と考えられています。

また30歳を過ぎると、普通の生活では1年に1%筋肉量は低下し、1日寝たきりだと0.5%筋肉量は低下すると言われています。身体、つまり関節を動かさないと筋の組織は変化していくため、日常的に筋力トレーニングを取り入れることが大切です。

講義のあとは実際に参加者の姿勢をチェックし、ヨガマットやストレッチポールを用いて身体をほぐしました。腿の裏が固くなっていたり、肩甲骨の可動域が狭くなっていたり、直立したときに頭が前に出ていたりと各参加者の状況に応じて適切なストレッチの指導を行いました。ストレッチ前後での変化を体験し、「さっきよりも伸びるようになった!」「姿勢が良くなった!」などの声が上がりました。

今回のストレッチを日常に取り入れていただき、第2回ではその変化を実感していただきたいと思います。