「みんなでつくろう!体育祭!」がポートアイランドキャンパスで開かれました
2024/09/25
誰もが楽しめる体育祭「みんなでつくろう!体育祭!」が9月22日、ポートアイランドキャンパスで行われました。
総合リハビリテーション学部の小川真寛准教授が本学の代表として開催の運営を務め、障害の有無にかかわらず若い世代に「心のバリアフリー」を実感してもらおうと、本学学生が運営の補助を担当しました。近畿を中心に全国各地から約80人の参加者が集まり、みんなでルールを考えたり、道具を作ったりした競技で、久しぶりに過ごしやすくなった秋の一日を楽しみました。
「障害があってもできる」ことをみんなで実現しようと、「誰でも使いやすい道具」を作ったオリジナルの競技を中心にプログラムを準備しました。競技には日常生活で行われる動きを組み入れ、「ユニバーサルデザイン」についてみんなで考えてもらえる工夫をしました。
自助具(作業療法で用いられる心身機能の障害で起こる日常生活の動作の困難さを補うための道具や装置)を使って、片手でチャック付きポリ袋(商品名はジップロック)を閉じる競技は参加者の手先から熱気が伝わってきました。使った自助具は障害者を支援する学生中心の団体「TOM Japan」が3Dプリンターを使って開発しました。片手でシャツを着る動作をリレー形式で行う競技も参加者の奮闘ぶりに、歓声が上がりました。「借り物競走」をアレンジした「借り人競走」では笑いの渦が広がりました。
運営を手伝った学生にとっても良い学びの機会になったようです。「車いすユーザーの方や先天性の障害をお持ちの方など普段接することがあまりない方と同じ競技を通して交流ができ、障害の有無に関係なく一緒に楽しめる機会になりました」(総合リハビリテーション学部作業療法学科3年次生、須貝美紅さん)「競技の中で日常生活の困り事や実際に自助具を使う機会もあり、体験学習になりました」(同、吉田澪月さん)などの感想が寄せられました。