理学療法学科の学生が八尾市で開催された「公園てくてく健康づくり教室」で運動指導を行いました
2025/03/28
総合リハビリテーション学部理学療法学科の学生が、大阪府八尾市内5カ所の公園で3月6日、11日、13日に開催された「公園てくてく健康づくり教室」に参加し、地域住民の皆さんを対象に公園遊具を用いた運動方法のデモンストレーションと指導を行いました。
この教室は、有酸素運動と筋力運動等を組み合わせることにより、エビデンスに基づいたフレイル予防、糖尿病予防を行うことを目的とした取り組みです。本事業は八尾市と神戸学院大学が締結した「市民の身体活動の促進に係る八尾市健康まちづくり共創協定」に基づき実施されました。
参加者からは「教えてもらった運動なら、これからも続けていけそう」「学生さんが丁寧に教えてくれてうれしかった」といった温かい言葉をいただきました。また、昨年秋にも実施された同教室参加者からは、「階段が1段ずつ上れるようになった」「歩くことに自信がつき、杖なしで歩けるようになった」といったうれしい成果の報告もあり、継続的な活動の重要性を実感する機会となりました。
参加した学生たちにとっても、病院での実習とは異なる地域での予防活動に携わることで、出会いや経験を通じて学びを深めることができ、さらに成長する機会となりました。参加した学生たちは以下の感想を寄せました。
「人前に立って話すことに苦手意識がありましたが、今回の活動を通し以前よりも自信を持って話せるようになったと感じます。それと同時に、短時間でどれだけの情報を分かりやすく伝えられるのかという難しさについても痛感しました」
「公園ごとにどの運動を行うか、どのように説明すれば分かりやすく伝えることができるかなどたくさん準備したので、『この遊具はこんな使い方もあったんだ』『この運動なら続けられそう』という声を聞くことができて嬉しかったです。すでに運動習慣が身についている方や逆にほとんど自宅で過ごされている方など、さまざまな方がいらっしゃったため、全体説明に加えて一人一人に合った運動方法を教えることが大切だと学びました。個々と向き合うのは臨床の現場でも必要になってくるので、この経験は実習や就職した際にぜひ生かそうと思います」
「実習で行う患者の機能回復を目的とするプログラムとは違い、主に機能低下予防を目的として行ったため負荷設定が難しかったです。その場でそれぞれ人に合わせた負荷を提案しましたが、短時間で行うことがとても難しく感じました。 参加者の方々が積極的に質問してくださり、『いいこと聞いたわ』と喜んでもくださって八尾市の皆さんの温かさを感じました」