神戸学院大学

総合リハビリテーション学部

総合リハビリテーション学部で神戸市、神戸市看護大学と連携して若者のヘルスケアについて学びました

2024/01/15

ピアっ子たちのワークショップを受講する学生たち
ピアっ子たちのワークショップを受講する学生たち
滑らかなピアっ子たちのトーク
滑らかなピアっ子たちのトーク
「若い女性のやせすぎが気になるよ」と話す「リーチ」こと井上准教授(右端)
「若い女性のやせすぎが気になるよ」と話す「リーチ」こと井上准教授(右端)

総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科の西垣千春教授が担当する「公衆衛生」の授業で1月12日、神戸市、神戸市看護大学と連携して若者の妊娠や育児に関連して必要なヘルスケアの知識を学びました。

まず神戸市こども家庭局による同市の母子保健事業の概要についての講義がありました。中でも「プレコンセプション(受胎前)・ケア」の必要性に重点が置かれ、「将来の妊娠を考えながら、女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合う『妊娠前の健康管理』」のことだと、学生にも理解しやすく説明してもらいました。

続いて神戸市看護大学の学生や卒業生(助産師)、井上理絵准教授が「プレコンセプション・ケア」について深く知ってもらうためのワークショップを実施しました。学生たちは、ひょうご思春期ピアカウンセリング研究会の「思春期ピアカウンセラー養成講座」を受講した「ピアっ子」で、受講生の友人のような語り口で互いにやりとりしながら、若い世代に必要な健康管理の注意点を挙げていきました。

「リーチ」の名前で紹介された井上准教授は「将来を考えると今の生活で必要なのは、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動だよね。今の若い人たちを見ていて気になるのは、やせすぎていること。やせすぎると月経不順になるし、ずっと続くと不妊になることもある。やせすぎた女性から生まれる赤ちゃんは小さくなるし、成長しても将来、生活習慣病になることもあるよ」と、みんなに話しました。

ピアっ子たちは「ビタミンの中でも葉酸が大切。葉物野菜や海苔などに含まれているよ」「若い女性に子宮頸がんが増えている。20歳を過ぎたら2年に1回は子宮がん検診を受け、HPVワクチンを接種しよう」「月経痛がひどいときは婦人科を受診して。ちょっと怖いけど勇気を出して医師に相談に行こう」などと、経験も交えて健康管理の知識を伝えました。