薬学部の福島昭二教授と科学クラブ、附属中学校・高等学校の理科部が「第6回ポートアイランドサイエンスフェスティバル」でワークショップを実施しました
2024/11/19
バンドー神戸青少年科学館が主催する「第6回ポートアイランドサイエンスフェスティバル」が11月2日、3日に行われ、2日間で5,484人が会場を訪れ、賑わいました。
本事業は、2019年から科学を軸に「人」や「情報」が集まり交流することを目的に開催されています。
当日は、大学・研究機関・企業等が実験やワークショップ、展示等を行い、本学からは薬学部の福島昭二教授と、同学部の学生で構成されている科学クラブ、また附属中学校・高等学校から理科部が出展し、来場した子どもたちがワークショップに参加しました。
福島教授は、学生スタッフの桂川友葵さん、秋山あゆみさん、駒居果純さん(いずれも薬学部5年次生)と共にワークショップ「くすりの秘密と工夫を学ぼう!~カプセル、錠剤、水薬、粉薬で実験してみよう~」を実演しました。
ワークショップは、①内服薬について調べる実験②薬の正しい飲み方・使い方③白色ワセリンと精製ラノリンを使った「すべすべ軟膏づくり」の3部構成で行いました。
「薬の正しい飲み方・使い方」では、カプセルの上手な飲み方や、オブラートの使い方、目薬のさし方を福島教授が実演し、保護者の方も聞き入っていました。「すべすべ軟膏づくり」では、ワセリンとラノリンを軟膏台に押しつけるように混ぜ、苦戦する参加者もいましたが、出来上がった軟膏に子どもたちは大満足でした。
科学クラブからは、鶴巻綾香さん、中山一花さん、福田菜穂美さん、松嶌心春さん(いずれも薬学部2年次生)の4人が参加し、「わくわく!!スライム作り~神戸学院サイエンス Lab.~」を実施しました。
スライム作りでは洗濯のりとホウ砂を材料に使用します。洗濯のりに含まれるPVA(ポリビニルアルコール)という物質は、水中で鎖のような形状をしており、ホウ砂を加えると網目状に結合することから、ゲル状のスライムが形成されます。
今回の実験では、砂鉄を使用し磁石に反応して伸びる黒いスライムや、シェービングフォームと木工用ボンドを使用してふわもちスライムを作る等、参加者は初めて見る特殊なスライムに興味津々でした。
附属中学校・高等学校の理科部からは5人の生徒が参加し、「振ると色が変わる信号反応」と題した実験を行いました。ブドウ糖と、インジゴカルミンと呼ばれる薬品を混ぜた水溶液をボトルに入れ激しく振ると、緑色に変わり、そのまま置いておくと赤色から黄色に変色します。この現象は信号反応と呼ばれます。参加者は液体が変色する様子を不思議そうに見つめていました。
イベント終了後、参加者からは「親子で学べる体験が色々あって参加して良かった」「スタッフの学生が優しく教えてくれて楽しかった」等の感想があり、どのワークショップも親子で実験を楽しんでいました。