薬学部の福島昭二教授、上町亜希子講師と科学クラブが「第5回ポートアイランドサイエンスフェスティバル」でワークショップを実施しました
2023/11/30
11月18日にバンドー神戸青少年科学館が主催する「第5回ポートアイランドサイエンスフェスティバル」が行われ、本学からは、薬学部の福島昭二教授と上町亜希子講師、薬学部の学生で構成されている科学クラブと附属中学校・高等学校の理科部が参加しました。
本事業は、2019年より科学を軸に「人」や「情報」が集まり交流することを目的に開催されています。当日は大学・研究機関・企業等が実験やワークショップ、展示などを行い、3,281人が訪れ賑わいました。
福島教授と上町講師は、学生スタッフの岩本成海さん、田中佑茉さん(いずれも薬学部4年次生)とともにワークショップ「くすりの秘密と工夫を学ぼう!~カプセル、錠剤、水薬、粉薬で実験してみよう~」を実施しました。
ワークショップは、内服薬について調べる実験、薬の正しい飲み方・使い方、白色ワセリンと精製ラノリンを使った「すべすべ軟膏づくり」の3部構成で行いました。
「お薬の飲み方・使い方」では、カプセルの上手な飲み方や、オブラートの使い方、目薬のさし方を福島教授が実演。意外と知らない内容に保護者の方も聞き入っていました。「すべすべ軟膏づくり」では、軟膏台に押しつけるよう混ぜるのに苦戦する参加者もいましたが、出来上がった軟膏に子どもたちは満足そうでした。
薬学部の学生団体である科学クラブからは、薬学部3年次生の永野貴之さん、中川彩名さん、喜田智香子さんら7人の学生が参加し、「まるで宝石!?な石鹸づくり~神戸学院サイエンスLab.~」を実施しました。石鹸の元となるグリストラップを、オーブンで固体から液体に溶かし、着色料を混ぜ型に流し込み、再び冷え固まったものをヘラで宝石のように成形し、石鹸を完成させました。参加した子どもたちは、着色料の配合やヘラを使用した作業に真剣な表情で取り組んでいました。
附属中学校・高等学校の理科部からは6人の生徒が参加し、「カラフルな炎をつくろう」と題した実験を行いました。実演用に設置した箱の中で元素を燃やし、それぞれの炎色反応を披露しました。ストロンチウムは紅色、リチウムは赤色、銅は青緑色、カリウムは赤紫色と、それぞれの炎色反応を示しました。
参加者からは「普段知ることができない実験ができとても参考になりました」「子どもがとても喜んでおり、親も楽しめました」等の感想があり、どのワークショップも親子で実験を楽しんでいる様子でした。