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神戸学院大学

薬学部

薬学部の集中講義「海外の薬剤師に学ぶⅢ」で米アリゾナ大のケーツ教授から日米の業務の違いを学んでいます

2022/10/17

集中講義を担当するケーツ教授(右)とサポートする辻本准教授
集中講義を担当するケーツ教授(右)とサポートする辻本准教授
講義するケーツ教授
講義するケーツ教授
熱心に耳を傾ける受講生ら
熱心に耳を傾ける受講生ら

薬学部が集中講義「海外の薬剤師に学ぶⅢ」で客員教授として招いた米国アリゾナ大学薬学部のマイケル・ケーツ教授の授業が10月8日に開講しました。前半は辻本貴江准教授、後半は久米典昭教授が講義をサポートしています。1年次生から6年次生まで425人(10月18日現在)が受講する人気授業です。

初日は、米国の薬剤師の仕事について学び、日本の薬剤師と違う点の紹介がいくつかありました。たとえば、米国では、薬剤師がワクチンを患者に打ちます。患者は予約なしで薬局へ行き、インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチン接種ができます。米国民はワクチン接種を受けるときは、病院やクリニックではなく、薬局へ行くという話がまず学生にとっては驚きでした。

薬局へ薬を取りに行くのではなく、メールオーダーで受け散る場合も多いという現状もケーツ教授の授業で学びました。高血圧などの慢性疾患を持つ患者には便利なシステムです。最近、「Amazon Pharmacy(アマゾン・ファーマシー)」 が開設され、メールオーダーで薬を交付されることが、より容易になりました。アマゾンではオンラインで薬剤師が服薬指導をするとのことでした。

米国には「テクニシャン」という職業があり、薬を調剤したり、点滴を作成したりできますので、薬剤師は、患者の薬物治療に関わる業務に多くの時間を充てることができます。

学生は、日本との違いに驚きながら、熱心に講義に聴き入り、積極的な質問を投げかけていました。

    講義のテーマと日程は下記の通りです。
  • 1回目 10月8日1限 Training the pharmacist of today and the future(今日と未来の薬剤師のトレーニング)Ⅰ
  • 2回目 10月8日2限 Training the pharmacist of today and the futureⅡ
  • 3回目 10月15日1限 How to minimize stress and avoid burnout(いかにしてストレスを最小限に抑え、「燃え尽き症候群」を防ぐか)Ⅰ
  • 4回目 10月15日2限 How to minimize stress and avoid burnout Ⅱ
  • 5回目 10月17日4限 Patient assessment skills(患者評価のスキル) Ⅰ
  • 6回目 10月17日5限 Patient assessment skills Ⅱ
  • 7回目 10月24日4限 Applying your skills to patient care(あなたのスキルを患者のケアに適用する)Ⅰ
  • 8回目 10月24日5限 Applying your skills to patient care Ⅱ