薬学部の科学クラブが大丸神戸店でワークショップを実施しました
2024/08/27
薬学部の科学クラブが8月12日にワークショップ「神戸学院サイエンスLab. ~おもしろ科学実験!~」を大丸神戸店1階のメインステージ前で実施しました。
大丸神戸店とは、2018年に「地域社会の活性化と生涯学習の振興に関する包括連携協定」を締結し、将来を担うこどもたちの創造性を高めることを目的としたワークショップ「もとまち こども大学」を中心に、年間を通してさまざまな取り組みを実施しています。
夏休み特別企画として4日間開催するプログラムの第4回目にあたる今回のワークショップには、小学生とその保護者36組141人が参加しました。
薬学部の科学クラブからは中山一花さん、鶴巻綾香さん、松嶌心春さん、福田菜穂美さん(いずれも2年次生)、松田寧央さん、岩本愛菜さん、山本怜奈さん、森原真鈴さん(いずれも1年次生)が参加し、「カラフルな人工いくらでスノードームを作ろう!」「水と油のふしぎな関係」の2種類の実験を各6回実施しました。今回の企画は、当日整理券を配布しましたが、開店と同時に整理券を求める長蛇の列となり全6回のプログラムは全て満席となりました。
「カラフルな人工いくらでスノードームを作ろう!」では、昆布やワカメの粘りのもととなる成分であるアルギン酸ナトリウム水溶液を、スポイトを使って塩化カルシウム水溶液にぽたぽたと落とし、ゼリー状に丸く固まる様子を見る実験を行いました。この反応は食用人工いくらの製造にも利用されています。今回の実験では、試験管毎に着色したアルギン酸ナトリウム水溶液を複数用意し、参加者は水溶液をスポイトを使って、雪だるま型の発泡スチロールが入った小さなボトルに垂らし、色とりどりのスノードームの作成を楽しみました。
「水と油のふしぎな関係」では、サラダ油と水を7対3の割合でボトルに入れ、分離する様子を観察しました。また、このボトルにデコレーションボールやカラーモール、ビーズ状の芳香剤等を入れて、世界に一つだけのオイルタイマー(オイルモーション)を作成しました。完成したオイルタイマー(オイルモーション)は手で振ると、水と油・装飾品が混ざる様子を楽しむことが出来ます。
参加者からは「家庭でもできそうな内容で楽しかった」「学生さんが丁寧に教えてくれて良かった」などの感想が寄せられました。