刑法討論会2024(第26回)決勝大会を開催しました
2025/01/08
法学部の佐藤雅美教授ゼミ(刑法ゼミ)は12月21日、ポートアイランド第1キャンパスで刑法討論会決勝大会を実施しました。同大会は3学年合同のプログラムとして毎年12月に実施を続け、今回で26回目の開催となりました。3学年のゼミ生、審査員に加え、傍聴に駆け付けたゼミのOB・OG、一般の傍聴学生を合わせて、150人余りが参加しました。
決勝大会では、学年別予選会を勝ち抜いた2、3年次生2チームずつと4年次生の選抜チームを加えた計5チームが、事前に出題された複雑な犯罪事例の法的解決について、立論(プレゼン)と討論(質疑応答)で争いました。
また、本学法学部の教員に加えて、法学部卒業生の弁護士や法科大学院生が審査員として協力しました。審査結果には、一般傍聴者やゼミOB・OGによる「ベストチーム投票」も反映されることになっています。
今大会の立論では、各チームが工夫したレジュメを配布し、パワーポイントも活用しながら、チームの考えを制限時間内で発表し、討論では、学年の差を感じさせない活発な質疑応答が繰り広げられました。
審査の結果、4年次生の選抜チーム「浦島太law」が優勝、2年次生予選1位チーム「寅に翼」が3年次生の2チームを接戦で凌いで準優勝となりました。個人賞(審査員特別賞)として、優勝チームから4年次生の入江寿音さん、準優勝チームから2年次生の三木翼さんが表彰されました。また、ゼミOB・OG会が提供する「パワーポイント賞」には、優勝した4年次生の選抜チーム「浦島太law」が選出されました。
大会の運営は、4年次生で実行委員長の西尾明音さん、同副委員長の藤本かれんさんが率いるゼミ3学年合同の運営チーム37人が役割を分担して行い、大会のスムーズな進行に力を注ぎました。
討論会終了後は、学内レストラン「ジョリポー」に移って恒例の「大懇親会」を開催し、90人余りの参加者のもと、本学OBのマジシャン・パンドラさんによるマジックショーやビンゴ大会で盛り上がり、世代の枠を超えた交流の輪が広がりました。
これまでこのプログラムでの活躍を通じて、法科大学院への進学者が継続的に出ており、すでに弁護士として活躍している卒業生も増えています。次回の大会でもレベルの高い法律討論が展開されること、そしてこの大会を通じてOB・OGを含めた世代を超えた交流の輪がさらに広がることが期待されます。