兵庫県中小企業家同友会と人文学部 新居田ゼミの産学連携プログラムの成果発表会を行いました
2024/01/18
1月17日、有瀬キャンパス15号館3階のオーバルホールで人文学部の新居田久美子講師のゼミが、中小企業同友会の会員企業に訪問してまとめた「人文学部1年次生と地元中小企業との交流会 ―初年次から始める“働くとは”―しごと探究学習」の発表会を行いました。
発表会には、学生が訪問取材した、(株)イーエスプランニング、(株)フナビキ工務店、(株)ブレスト、(株)鍵庄にもお越しいただきました。
1年次生17人が4グループに分かれて訪問先企業の情報をまとめ、企業のミッションやSDGへの取り組みや課題についてのまとめなど、それぞれの切り口で1グループずつプレゼンテーションを行いました。その後、企業ごとに分かれ、再会を喜び合いながら、フィードバックを行い交流を深めました。
自分たちが抱える漠然とした不安や悩みがあった学生たちでしたが、この学習を通じて知った商品やサービスに込められた企業努力や思い、働く人の人生観を感じとったことで「これから生きていく社会において、自分たちができる努力をして生きていきたい」など前向きな意見が多くあがりました。
最後に、兵庫県中小企業家同友会 代表理事であり、(株)イーエスプランニング代表取締役の藤岡氏よりご挨拶をいただきました。
「この学習を1年次生で行ったことに価値があり、学生自身が全体テーマである“働くとは”を、自身のテーマに置き換えて考えることができたことが、とても大事なことであり、評価できる点である。中小企業には大別すると4種類(グローバル型・サプライチェーン型・地域資源型・生活インフラ型)があり、自分はどういった会社で活躍したいのかよく考えて、ミスマッチを起こさないようにしてほしい。今回の体験を忘れずに“自分はなぜ大学に通っているのか”をよく考えて、今だからこそできることに挑戦し、大学生活を豊かに送ってほしい」と述べ、学生たちを激励しました。
新居田講師は、「『集団』のなかで、一人ひとりが『連携』を意識することが、目標達成に影響することを1年次生ながら実感してくれたことを、誇らしく思う。産学連携教育に、ご協力いただいた4社、兵庫県中小企業家同友会事務局に心よりお礼を申しあげます」と締めくくりました。