人文学部の矢嶋ゼミ3年次生が明石中心部や大蔵地区の暮らしなどについて研究調査しました
2022/09/24
神戸学院大学地域研究センターでは、有瀬キャンパスに近い明石エリアで、これまで培われてきた大学と地域との協働・連携の絆を生かし、学生が地域のみなさんから学ぶ研究調査を続けています。
人文学部の矢嶋巌教授が指導する3年次ゼミ生19人が、9月12~14日に、地域研究センターの地域連携研究の一環として、明石市中心部で暮らしてきた女性たちに、子どもの頃からの暮らしや買い物場所の変化について聞き取りし、明石市中心部の商業地域の変遷についての研究調査を行いました。
初日は、有瀬キャンパスで、明石駅前の複合ビル 「パピオスあかし」管理組合の室長喜田耕史氏による「明石市中心市街地における商業の変化とパピオスあかし」と題した講演を聴き、明石駅前の再開発の経緯について学びました。午後からは、矢嶋教授の案内で、明石駅前の商業振興や再開発の取り組みについて見学し、ほんまち通り商店街に立地する富士の山菓舗店主の原田貞氏から、本町通り商店街振興の取り組みや、「明石ほんまち三白館」開業の経緯についての話を聞きました。その後パピオスあかしで、喜田室長から同ビルに入居している各施設について説明を受けました。
最終日は、まず明石市の旧市街地である大蔵本町付近の旧西国街道の商業の変遷を現地で確認しました。その後、地域研究センターが連携している稲爪神社の社務所大広間で、大蔵本町で生まれ育った女性4人に矢嶋教授が質問をする形式で、学生たちが聞き取り調査を行いました。女性たちが子どもの頃から、成人して明石駅付近や神戸へ買い物に出かけるようになるまでの暮らしや買い物の際の店選びの変化について、聞き取りしました。最後に、学生が女性たちへ質問をし、世代による視点の違いや時代を超えた共通性について意見交換しました。