人文学部
柿本人麻呂の1300年忌で人文学部が4ゼミ合同行事フィールドワークを明石で実施しました
2023/07/11
人文学部の4ゼミ合同行事として、フィールドワーク「歩いて学ぼう 明石の町」を7月2日に実施しました。今年は万葉の歌人、柿本人麻呂の1300年忌です。そこで、明石市立文化博物館の企画展「人麿と明石」を見学し、さらに「人麻呂のゆかりの地を訪ねて明石の町を歩いてみよう」という企画です。
学生9人、地域の皆さん7人、教員4人の、計20人が参加しました。まずは博物館で、中村健史准教授の解説を聞きながら企画展を見学。その後は矢嶋巌教授の解説を聞きながら、明石の町を散策しました。
地形や歴史的建造物、史跡を確認しながら明石神社、大聖寺、本松寺、亀の水をめぐり、人麻呂ゆかりの月照寺、柿本神社に参拝しました。白方佳果講師の解説によれば、当日のルートは明石に疎開していた永井荷風が、1945年6月8日に歩いたルートと重なっているとのこと。かつて当地の景色を絶賛した文豪の姿を彷彿(ほうふつ)しながらの散策となりました。また地域の皆さんからは、かつての町並みや昔あった水族館、今は様変わりしてしまった寺院の以前の様子など、昔の明石の町を知る人にしか語り得ない、貴重な話をうかがうことができました。
明石の町やそこに暮らす人々の思い出の中に残された、歴史や文化の痕跡を知ることで、明石の町のイメージがより豊かなものになりました。参加した中山文教授のゼミ生は、今回の見聞をふまえて、明石をモチーフにしたオリジナルの演劇を制作し、来年1月末に神戸学院大学マナビーホールで上演する予定です。
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