有瀬キャンパスから近い明石市・松が丘地区のまちづくりについて考える「松が丘未来会議」が10月27日、市立松が丘小学校で開催されました。

この会議は、松が丘小学校６年生の児童が松が丘地区について理解を深め、まちの課題と改善方法を考える学びの一つとして位置づけられています。同校の６年生児童に加えて、松が丘のまちづくりに関わる人たちも出席し、まちづくりの課題について情報共有と意見交換が行われました。まちづくり協議会、住宅メーカー、大学生、保護者、市議会議員など、さまざまな立場の人々が出席し、本学からは、人文学部の矢嶋巌教授と鈴木遥講師が参加しました。

会議の前半では、矢嶋教授をはじめ、まちづくりに取り組む４人が基調発表を行い、まちの課題や地域コミュニティの活性化に向けた取り組みなどが紹介されました。住宅メーカーの人からは、松が丘南小学校跡地で行われている宅地開発で、地域内外の人が図書を読むなどの活動を通じて交流できるスペースづくりを進めているという話がありました。矢嶋教授は、松が丘地区の高齢化に伴う公共交通や生活インフラの維持や、災害への備えなどの課題を、人口統計データや住民の方への聞き取り調査の結果などに基づいて紹介しました。