人文学部
人文学部の新居田ゼミと兵庫県中小企業家同友会が産学連携プログラムの成果発表会を行いました
2025/01/21
人文学部の新居田久美子講師と1年次ゼミ生18人が、1月8日に有瀬キャンパスで「課題解決型学習 成果発表会」を実施しました。本発表会は、兵庫県中小企業家同友会の会員企業である(株)鍵庄、(株)ブレスト、(株)イーエスプランニング、(株)フナビキ工務店から提示された課題に対し、学生が企業ごとに分かれて提案を発表する形式で実施しました。
本プログラムは、2024年10月にスタートした初年次生を対象とした課題解決型授業です。各社から提示された課題を深く理解するために企業を訪問し、インタビューや調査を通じて解決策を模索しました。また、宣伝や広報に関する分析を行いながら、発表の準備を進めました。
発表会当日、学生たちは抽出した課題と解決策をスライドにまとめ、企業担当者に向けてプレゼンテーションを行いました。以下に課題と提案の一部を示します。
- (株)鍵庄:「海苔の良さをどのように伝えるべきか」について、小学生向けのおにぎり作り体験イベントを提案し、子どもたちが親になっても海苔に親しみを持てるきっかけを創る。
- (株)ブレスト:「新規農家を増やすためにSNSをどう活用すべきか」に対し、TikTokを活用した魅力的な募集広告や農業高校との連携を提案。
- (株)イーエスプランニング:「立体駐車場の利用者数を増やす方法」として、目標勾配仮説を活用したポイント制度の導入や、専用アプリを開発して利用者の利便性向上を提案。
- (株)フナビキ工務店:「高齢者から子どもまで利用できる運動施設を増やす方法」に対し、空き倉庫や工場のリノベーションによる低コストな施設運営を提案。
発表を受けた企業側からは、「経営の視点からも新しい気づきがあった」「学生らしい自由な発想が参考になった」といったフィードバックが寄せられ、同時に改善点のアドバイスもありました。
- 発表を終えた学生たちは次のような感想を述べました。
- 「本社に持ち帰り検討する」との言葉をいただき、自信につながった。
- チームでの協力やICT自習室を活用することで、完成度の高い発表ができたことが嬉しい。
- 企業の方からプレゼンの改善点やアドバイスをいただけ、今後の成長の糧となる貴重な機会だった。
- 企業と関わりながらチームで課題に向き合う経験が1年次生で出来たことは、今後に繋がる良い経験になった。
今回の産学連携プログラムは、学生にとって企業との対話を通じた実践的な学びの場であり、企業の課題解決のプロセスを体験する貴重な機会となりました。この経験を糧に、今後の学習意欲の向上とさらなる成長に繋がることが期待されます。
- (株)鍵庄HP:https://www.kagisho.co.jp/shop2/
- (株)ブレストHP:https://brest-foods.jp/
- (株)イーエスプランニングHP: https://www.esplanning.co.jp/
- (株)フナビキ工務店HP:https://funabikikohmuten.co.jp/
- 兵庫県中小企業家同友会HP:https://www.hyogo.doyu.jp/