神戸学院大学

人文学部

人文学部の矢嶋ゼミ生が、明石市のバス路線活性化策を考えるためのフィールドワークを行いました

2023/06/05

雨の中、明石市太寺地区の太寺弁財天を訪れた矢嶋ゼミ生ら
雨の中、明石市太寺地区の太寺弁財天を訪れた矢嶋ゼミ生ら
明石市の人丸駅前にあるレザークラフト店(店主への聞き取り調査を実施)
明石市の人丸駅前にあるレザークラフト店(店主への聞き取り調査を実施)

明石市、神姫バス、山陽バスと本学が産官学連携で取り組んでいる「明石市内バス利用促進プロジェクト」に、人文学部の矢嶋巌教授の2年次生ゼミ(実践演習Ⅰ)が経済学部の関谷ゼミ3年次生有志、総合リハビリテーション学部の糟谷ゼミ3年次生、佐野ゼミ3年次生とともに参加しています。

矢嶋ゼミでは、本学有瀬キャンパスと明石を結ぶバス路線沿線の魅力を発見して活性化に役立てる案を考えることとなり、5月14日、21日の2回に分けて、明石市太寺、大蔵谷、人丸前地区でフィールドワークを行い、特色のある店舗・事業所への取材や名所旧跡の見学を行いました。

明石市太寺に位置する「太寺弁財天」が、近くの明高下交差点にかつてあった新池(明中池)という溜池のほとりに位置していたこと、その池が17世紀後半に造られた用水路「伊川谷掘割」の終点であったこと、かつて菅原道真が通ったという伝説にちなんだ「菅公旅次遺跡」という記念碑が近代になって太寺2丁目バス停前に設置されたことを知りました。

学生たちは身近な地域に知らない歴史が埋もれていることを実感しました。また、太寺、大蔵谷、人丸前の各地区の店舗や事業所に出店の経緯や特徴を聞き取り調査し、魅力発信のための材料を集めることができました。研究成果は、ほかのゼミとともに、6月24日に明石市都市総務課やバス事業者に報告する予定です。

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