人文学部の矢嶋ゼミ生が明石市のバス路線活性化策を考えるためのフィールドワークを行いました
2024/05/20
本学が産官学連携で取り組む「明石市内バス利用促進プロジェクト」に参加している人文学部の矢嶋巌教授ゼミ(3年次生)は明石市大久保町高丘の大久保東団地住民のバス利用促進や、町内にある明石中央体育会館の利用を通じたバス路線の活性化について検討するため5月19日、同団地から同会館付近にかけてのフィールドワークを実施しました。
矢嶋ゼミでは、大久保駅から大久保東団地を循環する路線バスに乗車して車内の広告を確認しました。中央センターで下車し、団地の近隣センターに当たる中央センターに立地していたスーパーマーケットが昨年閉店したことを確認しました。続いて、高丘サービスコーナー集会室で、高丘校区まちづくり協議会の会長と事務局長から、現在団地が抱えている課題や、これまでに同協議会が独自に行ったバス利用促進の取り組み、住民の買い物先や交通手段の変化について話を聞かせてもらいました。
この後、団地内のバス停や傾斜した住宅地を確認しつつ、石ヶ谷公園に位置する明石中央体育会館へ徒歩で向かい、石ケ谷公園では、こども向け大型遊具施設やハーブ園を確認しました。昼休憩の後、石ヶ谷公園・明石中央体育会館を管理する職員に、公園や体育会館の特徴や集客のための取り組み、抱えている課題について話を聞かせてもらいました。
続いて、来園者で賑わうBBQ施設や乗馬センターを確認した後、徒歩で大久保東団地へ戻り、いなみ野ため池ミュージアムとしても整備されている釜谷池群や、古代寺院の瓦を焼いた高丘古窯跡群を視察しました。最後に、大久保東団地の住民にとって重要な買い物場所の一つになっているコープこうべ大久保店を視察し、高齢者向けの買い物送迎サービスのチラシを収集しました。
「明石市内バス利用促進プロジェクト」は明石市、神姫バス、山陽バスと連携して取り組んでおり、本学は矢嶋ゼミのほか、複数の学部とゼミが参加しています。
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