神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部中国語コースの学生と本学留学生が伊川谷高等学校で交流授業に参加しました

2024/11/27

初回の準備作業
初回の準備作業
ワークシートを使って留学生にインタビューする3年生
ワークシートを使って留学生にインタビューする3年生
ワークシートを使って留学生にインタビューする2年生
ワークシートを使って留学生にインタビューする2年生

グローバル・コミュニケーション学部中国語コースの眞島淳准教授が担当する中国語専攻演習(ゼミ)を履修する4年次生11人が、10月30日と11月20日に神戸市西区の兵庫県立伊川谷高等学校で交流授業に参加しました。同校とは3年前から高大連携に取り組んでおり、2年次に「中国語基礎」、3年次に「中国語実践」をそれぞれ週2コマずつ希望者が選択履修しています。

10月30日は準備として高校生と本学学生でグループを作り、11月20日の交流授業で留学生に尋ねる質問を一緒に考えました。本学学生が率先して高校生に高校生活について尋ね、大学生活を紹介するなどして場を和ませていました。また、高校生に適宜ヒントを出し、一緒に教科書やプリントを使って調べるなど丁寧にサポートしていました。

11月20日は、本学国際交流センターの協力で8人の留学生を授業へ招き、事前に考えた質問を用いてインタビュー活動を行いました。高校生は、本学学生や教員からヒントやアドバイスをもらいながら、実際に中国語を使って交流を深めました。また「中国は広く、その土地ごとに特色があった」「中国の学校のルールが厳しいことを知った」など、留学生と交流する中で、中国文化の多様性や日中文化の違いなどについても多くの発見があった様子でした。高校生からは他にも、「中国への興味が深まった」「すごく有意義な時間で、もっと中国語を話せるように勉強しようと思うことができた」「中国に行きたい気持ちが強くなりました!」「もう1回やりたい!」などの声が届きました。

参加した大学生からは「高校で中国語を学んでいると将来役に立つかもしれないし、大学でも学ぶならば他の人よりも有利なので学習を続けてほしいと思った」「初めて中国語を学んでいる学生に中国語を教える立場に立ちました。私自身もゼロから中国語を学んできたので、どのように勉強していくと効率的なのかを多少なりとも知っていますし、どこが難しい、どこにつまずいているかが理解できるため、教える立場につくのも面白いなと感じました。また、言語習得のためには、第2外国語程度の勉強では物足りないことも痛感し、改めて、この大学で中国語を専攻でき、また、しっかりと使える程度まで成長できてよかったなと感じています」と感想が寄せられました。

留学生からは、「生徒たちの中国語に対する熱意と積極的な姿勢に感動し、私自身も大きな刺激を受けました。このような交流を通じて、文化や言語への理解が深まるとともに、学びの幅が広がることを実感しました」「彼らが中国語の授業を通じて初めて多様で本物の中国に触れていることを実感し、私自身がその『窓口』となれることに誇りを感じました。 言語は単なるコミュニケーションツールではなく、文化の架け橋であることを改めて実感しました。より多くの生徒に中国語学習への意欲を引き出し、中国文化への理解を深めるきっかけになれば嬉しいです」「昔から自分と違う国の方と話すことが好きです。相手の文化や考え方を深く知ることができて、偏見やステレオタイプが解消され、相手を正しく理解することができます。言葉や文化を共有する中で自然と友情が芽生えると思います」との声が聞かれました。

2025年度の兵庫県立高校の再編で、伊川谷高校は伊川谷北高校と統合され、神戸学園都市高校として生まれ変わりますが、中国語の授業は統合先の高校へ引き継がれる予定です。眞島准教授は「交流授業が高校生、大学生そして留学生全てにとってことばや文化の学びの場になっていることを嬉しく思います。また、年齢の近い大学生がサポート役に当たることで、高校生が中国語を用いて実際に留学生とコミュニケーションを取ることへの心理的な敷居を低くしているだけでなく、大学生や留学生の姿が一種のロールモデルとなり、互いによい刺激になっています。高校統合後もぜひ交流授業を継続していきたいです」と語っています。