神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部 英語コース・仁科ゼミの卒業制作『可愛いなんて言わないで』が中之島映画祭に出品されました

2023/01/24

映画の一場面
映画の一場面
映画の一場面
映画の一場面
映画の一場面
映画の一場面
映画の一場面
映画の一場面
映画のタイトル
映画のタイトル

グローバル・コミュニケーション学部英語コースの仁科ゼミ4年次生が1年かけて製作した映画『可愛いなんて言わないで』が完成し、「第21回 中之島映画祭」に出品しました。これまでの仁科ゼミの方針に従い、本作でも、脚本、演技、撮影、編集、字幕翻訳、エンディングソングなどの全てをゼミ生のみで手がけました。

同映画祭は観客投票でグランプリを選ぶ国内最大級の自主映画の祭典。5月3~5日、大阪市北区中之島1の市中央公会堂で開催されます。仁科ゼミ生の作品は、「現代社会に蔓延するルッキズム(外見至上主義)をテーマにしたファンタジー映画」で、大学生と会社員の女性2人の日常が入れ替わってしまうというストーリーです。

卒業制作として英語字幕付きで学部YouTubeページに投稿された動画はこちら
以下は、ゼミ生からのコメントです。

[ゼミ長の横山加奈さんからのコメント]
私は今回のゼミ活動で、グループで作品を作ることの難しさを知ったと共に、楽しさ、頑張った後の達成感を感じることができました。作品の中では、ルッキズムという今の若い人たちも含め共感しやすい内容を心がけた為、より多くの人の心の支えになるような作品になっていたら嬉しいなと思います。ゼミ活動の中で、時にはゼミ生同士がぶつかる時もありましたが、ぶつかり合いながら作品に全力投球できたので、最後の青春を楽しむことができました。学生生活最後の大学生活の中で、ゼミ活動というものに出合えてとても嬉しかったです。

[監督・脚本担当のシャピール有恵留さんからのコメント]
脚本に一番時間をかけたと思います。見た人が理解/共感してもらえる物語にするためにはどうすれば良いのか、主人公2人がどうなればハッピーエンドになるのか、ハッピーエンドにするべきなのか等…たくさん悩みました。そこで周りの人達に、整合性が取れているかをたくさん相談しつつ進めていきました。

[撮影・編集担当の池田孝太さんからのコメント]
今作で編集時にこだわった点は、たくさんありますが、特に意識した事は、間の取り方です。主に会話をするシーンなどで、撮影時は気にならなかったが、繫(つな)いでみると不自然に感じられるという事が多かったので、編集時に適切な間を作る事で自然な会話になるようにしました。また、音声面でも間を意識した編集を行いました。例えば、アンナがベッドに座る瞬間に音楽を切ったり、シーンの終わりに音楽も終わるように、前半部分と後半部分を繋ぎ合わせ尺を調整するなどしました。

[主役を演じた鳥渕美樹さんからのコメント]
私はキャラづくりにこだわった。橘しずくは、天然な部分があり、無意識に妬(ねた)まれてしまった過去があることから自分と似ている部分も多く、比較的演じやすかった。話し方も関西弁で演技がしやすかった為、自然と演じることができた。それに対して、入れ替わった後の、工藤杏奈は協調性が無くきつい女に思われている人物なのでなりきるのが大変だった。さらに、標準語での演技だったのでまずはセリフのイントネーションを徹底した。そこで普段から標準語を話している友人にセリフを聞いてもらい、何度も練習を重ねた。正しくないイントネーションの際には、指摘をしてもらい改善していった。
また、一つ一つのセリフは見ている側からするとキャラクターすべての人柄を把握しているわけではないので、人それぞれ捉え方が変わってくる。そのため、普段からセリフ練習をする際には、演じるキャラクターの心情を理解しながら表情も意識して取り組むことに努めた。よろしくお願いします。

[楽曲の制作を担当した黒川和美さんからのコメント]
サビの『綺麗にしなきゃ』という言葉は、作中の雫の気持ちをそのまま歌詞にしました。『こうでないといけない』という概念に囚(とら)われている人に届けばと思います。