GC学部中国語コースの東上さんが全日本中国語スピーチコンテスト大阪府大会で優勝しました
2022/10/31
グローバル・コミュニケーション学部中国語コース3年次生の東上真依さんが10月22日に大阪市天王寺区で開かれた「第40回 全日本中国語スピーチコンテスト大阪府大会」スピーチコンテスト部門大学生・大学院生の部で優勝しました。
演題は「武漢、新型コロナウイルス、オンライン留学」。東上さんは中国・武漢留学の夢がコロナ禍でかなわず、「オンライン留学」に切り替えとなりました。しかし、パソコンの操作に不慣れなこともあり、毎日が苦労の連続。「もし今武漢だったらなぁと思い、ますますコロナウイルスを恨んだものです」。それでも、「ロックダウンの時、武漢市民が最後まであきらめず、コロナに打ち勝ったことを思うと、とても勇気づけられました」。時間がたつにつれ、徐々に現地の先生の話も理解できるように。「自信もついて、ネット授業に集中して臨みました。午前は武漢大学の授業、午後は台湾の清華大学の会話のレッスン、夜は家族と食事をし、おしゃべりをする。一挙両得ならぬ、一挙『多』得でした」と、本来の夢とは違うオンライン留学にも前向きな姿勢で取り組んだ経験を語りました。
東上さんは、中国語のレベルが少し上がったと実感した頃、先生に上のクラスに移りたいと申し出ました。すると、「先生は『いいですよ。上のクラスでもしっかり勉強するのですよ』との返事。「先生の言葉に喜び、びっくりもしました。私は他人に自分の意見を言うのも苦手だし、誰かに何かを頼む勇気などありません。でも、今回は勇気を出して自分の要望を他人に伝えることができました」と、自分の成長に気づいた喜びも表現しました。
最後に、「私は今でもやはり武漢に行きたい。武漢の方々とおしゃべりをし、武漢の熱乾麺(武漢風まぜそば)に舌鼓を打ちたい。そして憧れの武漢大学のキャンパス、キャンパス内のきれいで、コロナにも打ち勝ったあの桜の花を見てみたい」と結びました。
東上さんは「優勝は先生方の発音指導やスピーチ表現の指導のおかげです。初めは自分の中国語の発音に自信がなく、苦戦していましたが先生の言葉や両親の言葉で頑張れました」と受賞を喜んでいます。全国大会は来年1月8日、東京で開かれる予定です。
東上さんは、昨年も全日本中国語スピーチコンテスト暗誦の部で優勝しました。
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