神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部の中西教授の授業で学生がポスター発表し、附属高校生がオーディエンスとして参加しました

2024/12/09

国際法をテーマに発表する学生とオーディエンスの附属高校生
国際法をテーマに発表する学生とオーディエンスの附属高校生
死刑制度をテーマに発表する学生とオーディエンスの附属高校生
死刑制度をテーマに発表する学生とオーディエンスの附属高校生
言語政策をテーマに発表する学生
言語政策をテーマに発表する学生
死刑制度の是非について説明する学生
死刑制度の是非について説明する学生

グローバル・コミュニケーション学部英語コースの中西のりこ教授が担当する「英語会話」の授業で11月29日、1、2年次生がポスター発表(プレゼンテーション)し、うち2年次生約20人のクラスで附属高等学校の2年生16人がオーディエンスとして参加しました。「高大連携」事業の一つとして企画しました。

このクラスでは、プレゼンテーションもオーディエンスも3グループに分かれ、Death Penalty(死刑制度)、International Law(国際法)、Language Policy(言語政策)の三つのテーマで議論を交わしました。

死刑制度のテーマでは、学生が死刑制度を採用している国と廃止した国の割合を示し、賛成と反対で、特徴的な理由を紹介していました。発表の後にディスカッションも行い、「私は死刑制度の存続に賛成です」と立場を表明した学生はその理由を「I support the death penalty because it protects yourself(なぜならあなた自身の安全を守ってくれるからです)」と述べました。

また、「言語政策」のテーマでは、インドの3言語政策(ヒンディー語、英語、地域の言語)を学生が紹介し、多言語を話すことを奨励する政策の利点と欠点を紹介していました。「インドの公用語はどうなっていますか」などの質問に発表者が答えていました。

「国際法」のテーマでは、「国際法はとても重要ですが、問題(修正すべき点)も多数あります」などと学生は発表していました。19世紀半ばに北イタリアで起きた「ソルフェリーノの戦い」での惨状を目撃した実業家のアンリ・デュナン(赤十字の父)が、救護団体が戦場で安全に活動できるように国際的な取り決めを結ぶよう書籍で提言したことがきっかけでジュネーブ条約という国際人道法が生まれたことを紹介した班もありました。

発表した市野月渚さんは「発表を重ねるごとに、単語を簡単にしたり、他の発表者と言い方を考えたり、分からない単語がなかったかを観客に聞いたりしました。内容が難しかったのか、質問をする人がおらず、死刑賛成反対か多数決を取るなど工夫しました。他の班のポスターの書き方や話し方、内容もたくさん学べる点がありました」と述べています。

また、多田有咲美さんは「実際自分がプレゼンしてみて、覚えていた言葉で伝えるよりも、自分の言葉で伝える方が伝えやすいことが分かりました。また、プレゼンを聞いて感じたことは、ジェスチャーの大切さです。手で表現している方が分かりやすく、伝わりやすかったです。また、死刑制度についてのトピックが面白かったです。私は死刑について反対ですが、賛成の意見も聞いて、少し納得しました」と述べました。