グローバル・コミュニケーション（ＧＣ）学部英語コースの荒島千鶴教授が３月18日、セメスター留学（３年次前期の全員留学）先の一つである英国・ヨーク大学を公式訪問しました。

2024年は22人の学生が４月７日に日本を出国し、同大学で語学の研修を受けて７月20日に帰国します。

イングランド北部に位置するヨークは中世にタイムスリップしたような感覚を味わえる人気の観光地です。市中心部は城壁で囲まれており、城壁に沿って歩くこともできます。歴史的建造物の中でも、ヨークの象徴とも言えるイングランド国教会の大聖堂「ヨーク・ミンスター」よりも高い建物は建てられません。このため、街全体がとても落ちついた雰囲気で、路地裏の散策が楽しい街です。ヨーク・ミンスターでは、1500年代から続いているのと同じ様式の礼拝に誰でも参加することができます。荒島教授も、荘厳なオルガンの演奏を聴きながら、地元の人たちと礼拝に参加しました。

ヨーク大学の敷地内は低い建物の間に多くの緑や池があって、池にはカモが泳いでいます。学生が落ちついた静かな雰囲気の中で学べる設計となっているとのことです。荒島教授は、「ヨーク大学のスタッフにキャンパス内を案内されながら木や池の周りを歩き、癒やされたような気持ちになりました」と語り、学びには最適の環境です。

ＧＣ学部の3年次生はここで、言語と文化、言語と創造性、言語と雇用適性、について英語で学びます。授業ではトピックを選んでリサーチしたり、街中でインタビューしたり、データをまとめてプレゼンテーションを行ったりします。英国の学生との交流プログラムもあり、近郊の景色の美しい場所への遠足もあります。

学生たちはホームステイを経験し、ホストファミリーと会話することで英語力が格段に伸びると、ヨーク大学スタッフとの打ち合わせの中で確認することができました。ヨークは治安の良い街で、大学は24時間警備されているのでさらに安全だということです。もし健康状態に不安がある場合には相談できる窓口があります。「何よりも、スタッフが日々学生をサポートしてくれるので安心です」（荒島教授）。

「ヨーク大学のスタッフは、神戸学院大学の学生が来るのを楽しみにされていました。学生たちが充実した留学生活を送り、大きく成長して帰ってこられることが楽しみです」と現地視察を終えた荒島教授は英語力向上の成果に期待しています。