神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部日本語コース4年次生が日本での就職について神戸市海外ビジネスセンターのシニアマネージャーから話を聞きました

2024/05/21

多数の留学生が参加した説明会
多数の留学生が参加した説明会
川上さんに質問する留学生
川上さんに質問する留学生
川上さんに質問する留学生
川上さんに質問する留学生
川上さんと留学生のやりとりをまとめて発言する栗原教授
川上さんと留学生のやりとりをまとめて発言する栗原教授

卒業後に日本での就職を目指しているグローバル・コミュニケーション学部日本語コースの4年次生が5月20日、神戸市海外ビジネスセンターの川上英生シニアマネージャーから就職活動についての話を聞き、質疑応答しました。

同センターは地元企業と日本での就職を希望する外国人留学生等との合同企業就職説明会を開催しています。また,外国人留学生等と地元企業との交流の場を提供するとともに,地元企業向けに外国人就労に関するセミナー等もタイムリーに開催しています。6月19日、神戸市中央区浜辺通5の神戸サンボーホールで神戸市、兵庫県などが主催して留学生向けに企業76社による合同就職説明会を実施することを伝えてもらいました。詳細はこちら 

この後、質疑応答に移り、留学生からは在留ビザに関してや、転職、就職する企業の選び方などについて質問が相次ぎ、川上さんに逐一、回答してもらいました。日本語コース主任の栗原由加教授は「就職に際してビザに関する内容など留学生特有の知りたいことがあり、企業の皆さんに事前に伝えていただければ有難いです」と川上さんにお願いしました。

留学生と川上さんとの主な質疑応答は以下の通りです。
留学生:留学生の日本語能力が日本人と同じレベルになるのは難しい。企業はそれを求めているのでしょうか。
川上さん:確かに難しいが、入社するまで一生懸命勉強してください。企業には考え方を変え、入社して1年たったときの日本語能力を見てくださいとお願いしています。

留学生:現在、日本人の学生は何%ぐらい、企業から内定をもらっていますか。留学生は何歳ぐらいまで採用されますか。
川上さん:早い時期に内定を出す企業が多いです。年齢は30歳前後までは大丈夫です。企業側も留学生が一般的に日本の学生の4年生より年齢が高いことは理解しています。

留学生:中小企業に就職することのメリットは何ですか。
川上さん:いろいろな仕事ができることと、会社が大きくなる可能性があることです。早く一人目として扱ってくれることもあります。

留学生:就職先を選ぶ時に給料と福利厚生はどれぐらい大事ですか。私は趣味がたくさんあり給料が高い会社がいいのですが、おしゃべりが苦手なので営業ができるか自信がありません。
川上さん:福利厚生はどこも大差ないのでは。大企業は一般的に給料が高い。小さくてもこれから外国人社員を増やしたいと思っている会社や、外国籍の社員が総務部門にいる会社が良いと思います。

留学生:神戸市の職員の人たちは留学生に神戸で就職してほしいと思っていますか。
川上さん:はい。初めて外国人の社員が入社すると、気が付くことがたくさんあります。ここは危ないとか、このやり方は効率が悪いとか、当たり前だと思っていたことの改善点に企業が気付き、変わっていきます。

留学生:入社する会社の規模とビザの出やすさに関係がありますか。
川上さん:会社の規模ではなく、外国籍の社員が既に働いているかどうかが問題です。実績があれば、ビザは出やすいでしょう。しかし、留学生ら外国籍の人を初めて採用する会社でも神戸市がサポートします。