神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部英語コース生が参加した超音波による英語発音チェックの結果が、英国のランカスター大学で開催された研究会で発表されました

2024/06/14

英国のランカスター大学で研究結果を発表する長峯さんのオンライン画面
英国のランカスター大学で研究結果を発表する長峯さんのオンライン画面
「声を見る」超音波プロジェクトをPRする英語のポスター(ランカスター大学のクレア・ナンス教授作成)
「声を見る」超音波プロジェクトをPRする英語のポスター(ランカスター大学のクレア・ナンス教授作成)

グローバル・コミュニケーション(GC)学部の中西のりこ教授が担当する「発音クリニック」と「音声学入門」の特別授業で昨年10月、講師に招いた大学院生の長峯貴幸さんが、6月12日(日本時間)、英国のランカスター大学の研究会にて、GC学部英語コース生を含む日本の英語学習者による英語発音の特徴に関する研究結果を発表しました。

ランカスター大学院言語学・英語学研究科の博士後期課程に在籍している長峯さんは、本学の授業でポートアイランドキャンパスに超音波装置を持参し、受講生は自分の舌の動きを目で観察することができました。長峯さんの博士論文執筆のためのデータ提供に同意した学生の舌の動きを分析した結果により、日本語母語話者が /l/ と /r/ の音を発音する際の舌の動きがカナダや米国出身者とは顕著に異なることが示されました。

英語コースの学生が参加したこの取り組みは、ランカスター大学の社会貢献活動の一環として出展しているブースでも紹介されました。長峯さんは「せっかく参加していただいた神戸学院大学の学生さんに対して何か有益となる研究になるよう、今後、これらの結果を、発音練習にどう生かすかを考えていきたい」と話しています。

昨年10月の本学での超音波発音チェックの様子を伝える記事はこちら