経済学部の木暮衣里准教授が大丸神戸店と連携してワークショップを実施しました
2022/10/31
10月29日、経済学部の木暮衣里准教授が、南京町の曹家包子館で、もとまちこども大学「もとまちこどもマルシェ~マーケティングで学ぶお店の『価値』の伝え方~」ワークショップの第1回目を開催しました。
経済学部2年次生の富崎大夢さん、山本大誠さん、後河内香菜さん、宮原緋菜さんの4人がサポートスタッフを務め、小学生8人が参加しました。
「もとまちこどもマルシェ」は、マーケティングの学びと大丸神戸店によるおもてなしの心、商品を介して地域をつなぐことを目的に2019年からスタートした好評企画です。昨年度より神戸・南京町で愛され続けている「元祖・豚饅」を生み出した株式会社老祥記の特別協力を得て、地域の歴史や商品づくりと販売を通して老祥記が大切にしていることを学び、商品の魅力(価値)をどのようにしたらお客さまに感じていただけるかを、ワークショップを通して考えます。
初日は老祥記4代目の曹祐仁さんが、神戸や南京町の歴史と共に「老祥記」がどのようにして誕生したかを説明。時代の変化や震災を経験した「神戸」と共に歩み、今の「老祥記」があることを伝え、伝統を守るために大切にしている「味」「人」そして「未来」について語りました。
その後、老祥記の厨房で豚饅頭作りと、老祥記の豚饅頭を求めてお客様がひっきりなしに訪れ扉を開け閉めすることで穴が開いた「ガラスの引き戸」を見学しました。
見学の後は豚饅頭作りを体験。生地と餡が配られ、説明を受けながら豚饅頭を包みました。自分で包んだ豚饅頭の蒸し上がり試食の際は「これ、私が包んだ豚饅頭!」「プロはやっぱり凄いなぁ」と、自分で包んだ豚饅頭と老祥記の皆さんが包んだ豚饅頭を比較しなら満面の笑みで話していました。
続いて、3日目のイベントで販売する「もとまちこどもマルシェ オリジナル豚まん」を試食しました。販売する商品は、2022年5月~6月に大丸神戸店のHP上で、「オリジナル豚まんで“兵庫・神戸”の地域をつなぐ」をテーマに、兵庫・神戸にゆかりのある具材の一般公募を行い、寄せられた453件のアイデアの中から、兵庫県の豊かな自然に育まれた2種類の具材「タコ(明石産/淡路島産)」「黒枝豆(丹波産)」を採用し老祥記が開発したものです。
試食を終え、販売する価格を子どもたちが考えました。商品は、2種類のオリジナル豚まんに老祥記の豚饅頭を加えた3個入のセットです。「材料費」「間接経費」「利益」そしてお客様の気持ちと商品の価値を考えながらチームで相談し、何度も協議を重ねた結果、販売価格が「450円」に決定しました。
11月12日開催の第2回目のワークショップでは、初日に学んだことを踏まえ、大丸神戸店営業推進部CS企画担当の太田陽子さんより接客とおもてなしについて学び、木暮衣里准教授の指導の下、PRツールの作成を行います。
商品の販売は、11月19日(土)13時から大丸神戸店 外廊(北側)の特設売場にて数量限定で販売されます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。