神戸学院大学

経済学部

経済学部の石田裕貴准教授が大丸神戸店でワークショップを実施しました

2023/08/24

お金リテラシーについて説明する石田准教授
お金リテラシーについて説明する石田准教授
給料を渡す学生スタッフ
給料を渡す学生スタッフ
ワークショップの様子
ワークショップの様子
石田准教授とゼミ生7人
石田准教授とゼミ生7人

経済学部の石田裕貴准教授が、8月13日に大丸神戸店1階のメインステージ前で、もとまちこども大学「はじめてのお金リテラシー ~自分の人生をイメージしてお金との付き合い方を学ぼう!~」を開催しました。

大丸神戸店とは、2018年に「地域社会の活性化と生涯学習の振興に関する包括連携協定」を締結し、将来を担うこどもたちの創造性を高めることを目的としたワークショップ「もとまち こども大学」を中心に、年間を通してさまざまな取り組みを実施しています。

今回のワークショップは、夏休み特別企画として6日間開催するプログラムの第6回目にあたり、小学生とその保護者10組が参加し、石田裕貴准教授進行のもと、同学部 石田ゼミ3年次生の濱田悠莉さん、半井夢叶さん、沖松如月さん、繁田全司さん、下地桃矢さん、多々納あいさん、森田友翔さんが学生スタッフを務めました。

まず最初に、お金リテラシーとは何かについて学びました。お金リテラシーとは「お金に関する知識を理解して、活用する能力のこと」で、上手にお金を「稼ぐ」「使う」「貯める」「借りる」「増やす」ことが必要となります。「お金は人生を豊かにしてくれるのでとても重要ですが、お金が全てではなく、人生を充実させる経験や感情も同じくらい重要です。このバランスを考えることが非常に大切です。」と石田准教授からの説明があり、子どもたちもそれを念頭に置いてワークショップに取り組みました。

そして、20代~60代までの暮らしを体験しました。自分が選んだ将来の職業につき、給料をもらいます。そしてその給料を何に使うのかを学生スタッフと一緒に考えました。「海外旅行」「食事」「ペット」「衣服・装飾品」など自分が選んだもののシールを「人生ノート」に貼っていき、各シールに応じて「つながり」「健康」「仕事力」「思い出」という4種類のポイントが付与されていきます。お金をいくら貯金して、いくら使うのか、そして何に使うのかを考える子どもたちの表情は真剣そのもの。その後も、保険加入、株式購入、結婚、出産・養育、住宅購入などのイベントを石田准教授や学生スタッフのアドバイスをもらいながら自分だけの人生ノートを完成させることができました。

最後に自分の貯金額とポイントを確認して体験した人生を振り返りました。特定のポイントが高い人、満遍なくポイントを振り分けた人、貯金を多く貯めた人など子どもたちの選択によって様々な結果となり、「もっとこうしたら良かった!」「この選択は正解だった!」など楽しくお金リテラシーを学ぶことができました。今回のワークショップで学んだことを生かして、是非今後の人生について考えてほしいと思います。

【参加学生の声】
経済学部 3年次生 森田友翔さん
今回のワークショップを通して、小さい頃からライフプランニングについて考えることは大切なことだと思いました。小学生達は、「子供は2人だとお金がかかるから1人にする」「保険は大事!」などと、僕が想定していた以上に真剣に取り組んでくれていました。僕がこの子達の年代の時にはこんなことを考えていなかったのですごいなと思いました。親御さんとも話をさせてもらう中で、「この年代では貯金額はこれくらいかな」「もうちょっとたまるかな」などと実際の体験を教えていただきとても自分の為にもなり、私自身のライフプランニングを考え直すきっかけにもなりました。また、参加していただいた方々も楽しんでくれていたので、家族の1つの思い出となってくれたのではないかとも思います。それを踏まえて、このワークショップはとても意味あるいいイベントだと感じました。またこのような機会があれば積極的に参加したいです。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。