経済学部の井上善博教授が大丸神戸店でワークショップを実施しました
2022/08/09
経済学部の井上善博教授が、8月7日に大丸神戸店1階のメインステージ前で、もとまちこども大学「新素材が紡ぐ脱炭素・循環型の新たな社会~木製のラジコンカーを作ってみよう!~」を開催しました。
この取り組みは、2018年に同店と「地域社会の活性化と生涯学習の振興に関する包括連携協定」によるもので「もとまち こども大学」と題して年間を通して子どもたちの創造性を高めることを目的にさまざまなプログラムを実施しています。
ワークショップは2部制で午前、午後それぞれ5組の小学生とその保護者が参加。井上教授が講師を、兒脇凜紅さん、長坂梨穂さん、楠本涼斗さん、清水聡太さん、岸野葵さん、黒木彩音さん(ともに経済学部3年次生)が学生スタッフを務めました。
最初に自動車の歴史について井上教授より説明がありました。木製だった自動車は、産業が発展するとともに加工しやすく量産化しやすい鉄板製になりましたが、重いため燃料を多く使うことになり、大量排出される二酸化炭素による地球環境の変化が大きな問題となっていると、技術革新と環境問題について考えました。
次に新たな技術で環境問題を改善する事例として、木製の自動車や植物由来のセルロースナノファイバーの自動車が開発されるようになったことを説明し、実際に木製で走るラジコンカーづくりに挑戦しました。
子どもたちは学生からアドバイスを受けて、たくさんのパーツと格闘しながらラジコンカーを完成させました。想像以上のスピードで走る自動車に子どもたちも大興奮。
長坂梨穂さんは「導線の繋げる所を間違えるとモーターカーが動かないので、間違えないように子どもに分かりやすく教えるのが大変でした」と話しました。
兒脇凛紅さんは「ラジコンを完成させて動かすまで無事に動くか心配でしたが、無事に完成して本当に良かったです。最初は緊張していたのか、うまくコミュニケーションが取れなかった子どもたちも帰り際には『楽しかった!』『ありがとう!』と笑顔で伝えてくれて嬉しかったです」と晴れやかな表情でした。
環境問題の視点から木製の良さをあらためて学び、持続可能な社会について考えるワークショップとなりました。