神戸学院大学

経済学部

経済学部の岡本ゼミがデータ分析の報告会を開催しました

2025/04/23

第1グループの発表
第1グループの発表
第2グループの発表
第2グループの発表
第3グループの発表
第3グループの発表
麻生准教授との質疑応答
麻生准教授との質疑応答

経済学部の岡本弥准教授の2年次生(当時、現在は3年次生)ゼミが1月21日、データ分析の報告会を開催しました。

岡本ゼミでは、3年次にデータ・サイエンスに基づいて企業の課題解決に取り組みます。その準備として2年次では、基本的な統計分析の知識やスキルを習得した後、3グループに分かれてそれぞれ興味のあるテーマについてデータ分析を行い発表しました。コメンテーターは同じ経済学部の麻生裕貴准教授に依頼しました。

第1グループ(数元聡悟さん、吉岡譜生さん、金丸蒼さん)は、慶応義塾大学から借用した個人データを用いて、喫煙行動に影響を与える要因を検証しました。性差や地域差の影響に焦点を当てて分析した結果、女性に比べて男性で、また、北海道や東北など、より寒冷な地域で、喫煙本数が多いことが分かりました。

第2グループ(鈴木太良さん、河本良太さん、中岡賢冴さん)は、都道府県データを用いて犯罪発生数に影響を与える要因を確かめました。その結果、都道府県別のGDPの増加や平均年齢の上昇が地域の犯罪発生数を減らす一方、パチンコ店数が増えると増加するという興味深い結果を得ました。

最後の第3グループ(片岡幸佑さん、北村晃大朗さん、木村聡吾さん、黒木遥斗さん)は、日本のプロ野球セントラル・リーグ6球団を対象に、最終順位の変動に影響を与える要因について分析しました。その結果、本塁打数の増加と防御率の低下が順位を上昇させるほか、本塁打数が順位に与える影響は、特に中日ドラゴンズで顕著だったことなどが明らかとなりました。

それぞれの報告のあと、麻生准教授から、分析に用いる変数の中味や単位をきちんと確認しておくことや、推計された係数の大きさが表す影響力が政策的にどのような意味をもつか考えておく必要があることなど、ゼミ生に貴重なアドバイスがありました。