西宮市の小学生向け「サマースクール」で経営学部の柳ゼミ生がニュースポーツ「モルック」を指導しました
2022/08/09
兵庫県立総合体育館(西宮市鳴尾浜)で8月4日、同市内の小学生の「サマースクール」(県教育委員会後援)が開かれ、スポーツマネジメントを学んでいる経営学部の柳久恒准教授の4年次ゼミ生7人がボランティアでニュースポーツ「モルック」の指導をし、普及に努めました。
小学3年生から6年生までの34人が参加。石井生滋館長が「けがに気をつけて、水分は十分に取りましょう」と、開会あいさつしました。レクリエーションに続き、学生がマットを敷き、周囲に簡単な柵を立てて準備した屋内コート4カ所で、それぞれ2チームに分かれて対戦しました。
モルックは、子どもから高齢者まで幅広く楽しめるスポーツです。モルックという木の棒を投げて数字が書かれた12本の木製のピン(スキットル)を倒します。複数本のスキットルが倒れた場合は、倒れた本数が点数になります。1本だけ倒れた場合は、スキットルに書かれた数字が点数になります。50点ちょうどになるまでゲームを続け、50点を超えると25点に減点されます。全国大会や世界大会も開かれています。
ルールの説明を聞いた小学生からは「上から投げてもいいの?」と質問があり、学生から「モルックは下から投げるか、転がすかどちらかと決まっています」と、丁寧に説明しました。学生たちは「うまいね」と児童を褒めたり、「残念。もう1回投げてみよう」と励ましたりしながら、参加者全員に楽しんでもらいました。
最後にリーダーの室屋拓さんが「私たちは『明石モルック倶楽部』を作って毎週土、日曜、県立明石公園で練習しています。TwitterやInstagram、YouTubeなどで活動を紹介していますので、良かったら見てください」と、閉会あいさつしました。室屋さんは「小学生の皆さんにも競技に親しんでもらえるように、実際のルールより、投げる距離を1メートル短くするなど、工夫しました。モルックを通じて交流を深めることができて良かったです。9月には全日本モルック学生大会にもチームで出場する予定です」と、話していました。
柳准教授は「体力のない人や激しいスポーツの苦手な人もモルックなら取り組みやすい。人をつなぐ、コミュニケーションを深めるなど、学生たちにはスポーツの持つ力を学んでほしかった」と、活動の目的を語りました。